登壇者紹介
今回のセミナーに登壇されたお二人のご紹介です!
アルサーガパートナーズ株式会社 代表取締役社長 CEO兼CTO 小俣 泰明氏

日本ヒューレット・パッカードやNTTコミュニケーションズといった大手ITベンダーで技術職として活躍し、システム運用やネットワーク構築のノウハウを蓄積されてきました。その後、クルーズ株式会社で取締役、技術統括担当執行役員として大規模Webサービスの開発に携わった経歴をお持ちです。2012年にはITベンチャー企業を創業し、わずか3年で180名規模の会社へと成長させました。そして2016年にアルサーガパートナーズ株式会社を設立されています。座右の銘は「お金は大事。仕事は何でもやる。でも魂は売らない。」という、なんとも力強いお言葉ですね!
NECソリューションイノベータ株式会社 エグゼクティブフェロー兼 CTO兼CIPO 塩谷 幸治氏

アーキテクトとしてIaaSやSaaSなど、多様なクラウド基盤SIに携わってこられました。現在はエグゼクティブフェロー兼CTO兼CIPOとして、技術戦略と知財戦略をリードされています。新規事業の創出や新技術の獲得、社内での最新技術活用の啓発に加え、バイオセンシングなどの研究開発を進めるイノベーションラボラトリの責任者も務めていらっしゃる、まさに技術と知財のプロフェッショナルです!
セッションテーマ①:エンジニアは、なぜ新規事業に向いているのか
「なぜエンジニアが新規事業に向いているのか?」この問いに対し、小俣氏は「料理の素材を知っているから」というユニークな比喩を使って解説しました。

現代のソフトウェア開発って、ゼロから全部作るんじゃなくて、既存のフレームワークやオープンソースをいかに上手に組み合わせるかが超重要になってきていますよね。これって、最高の料理を作る料理人が、素材の特性やトレンド、最適な調理法を知っているのと同じ感覚なんですって!エンジニアも最新の言語やフレームワークを熟知しているからこそ、本当に質の高いプロダクトを生み出せる、と小俣氏は語りました。
さらに、見た目が同じようなサービスでも、ちょっとしたローディングのちらつきとか、技術的な不安定さがあると、ユーザーはすぐに離れていっちゃうんだとか。どの技術を選んで、どう組み合わせるのがベストなのかを見極める技術的な知識こそが、競争が激しい現代で選ばれるサービスを作る決定的な差になる、と強調されていましたよ。
セッションテーマ②:“作りたいもの”と“売れるもの”はなぜズレるのか
「自分が作りたいもの」と「実際に売れるもの」って、なんでこんなにズレちゃうんだろう?この疑問に、小俣氏は「飽和時代だから、欲しくないものは『欲しくない』ってハッキリ言えるから」と回答しました。

現代はもう、市場にいろんなサービスが溢れかえっていて、ユーザーはちょっとでも使いにくいと感じたら、すぐに他のサービスに乗り換えちゃう、そんな厳しい時代なんです。だからこそ、自分の「作りたいもの」から出発するんじゃなくて、ずっと選ばれ続けるための「徹底的な顧客視点(=マーケットイン)」から逆算して作らないと、どんなに良いものを作ってもユーザーに響かないってことなんですね。
小俣氏はさらに、開発者が「設定を変えれば何でもできますよ」「自由にカスタマイズできますよ」とユーザーに丸投げするような設計にも警鐘を鳴らしました。選択肢が多すぎる時代では、ユーザーに「あれこれ考える手間」や「設定する負担」をかけちゃうこと自体が、サービスを選ばれない理由になっちゃうんです。
これって、誕生日プレゼントで「何が欲しい?」って聞いちゃうのと似ていますよね。自由に選べるように見えるけど、相手に選択を委ねることで、「自分のことを考えてくれた」っていう期待感や特別感が薄れちゃうんです。本当に喜ばれるのは、相手を深く理解した上で「これが欲しかった!」って思ってもらえるものを、先に用意してあげることですよね。
サービスも同じで、「何でもカスタマイズできる」を目指すんじゃなくて、最初からユーザーにとって一番使いやすい状態を提示することこそが、飽和時代に選ばれるプロダクトに繋がる、と力説されていました。
セッションテーマ③:私が新規事業で失敗したこと、学んだこと
これまで起業家としてたくさんのサービスを開発し、数えきれないほどの失敗と困難を乗り越えてきた小俣氏。そのリアルな経験から、「プロダクトアウトの勝率とマーケットインの勝率」と、「ディスラプト先の重要性」の2つを学びとして挙げました。

「自分たちが作りたいもの」を起点にする従来のプロダクトアウトだけでは、なかなか勝率が上がらない時代になっていて、徹底したマーケットインの視点に切り替えることが求められているんです。でも、単純なアンケート調査だけじゃ、ユーザーの本当の声を拾い上げるのは難しいし、情報の取り方そのものの難易度がかなり上がっている、と実情を語ってくれました。
また、全く新しい市場をゼロから作り出すことを「水が流れていないところに川を作るようなもの」と表現し、その難しさを語っていました。それよりも、すでにお金が流れている既存の領域を見つけて、そこにテクノロジーを投入して変革(ディスラプト)を起こす方が、ビジネスとしての勝率は高まる、という独自の戦略を明かしてくれました。なるほど、これは非常に実践的な視点ですね!
セッションテーマ④:AI時代に、エンジニアの価値はどこへ行くのか
AIがコードを生成するのが当たり前になりつつある今、エンジニアの本当の価値ってどこにあるんだろう?小俣氏は、それを「日々『選択』し続けること」と定義づけています。

例えば、ログイン機能を一つ実装するだけでも、クラウドサービスを使うか、オープンソースを活用するか、それとも自社で独自に開発するか、といった数えきれないほどの選択肢がありますよね。資本主義社会で競合と戦う以上、システムをどう構築すればビジネスに最大の価値をもたらすかを判断する能力は、今のところAIには置き換えられません。
日々の業務で直面するたくさんの選択肢に対して、明確な根拠を持って最適な技術を選び取るスキルこそが、これからの時代に求められるエンジニアの存在意義である、と力強く語ってくれました。AIが進化するからこそ、人間ならではの「選択する力」がより重要になるってことなんですね!
質疑応答
イベントの最後には、参加者からの質疑応答も行われました。小俣氏が語った、特に印象的なメッセージをいくつかご紹介しますね!
Q1. プロダクト開発の初期段階で、何を大切にすべきか
小俣氏は、ユーザー調査の重要性は認めつつも、検証自体の難しさについて言及しました。特に、MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)の段階で「使いにくい」という印象を与えてしまうと、後からどんなに改善を重ねても、ユーザーの信頼を取り戻すのは簡単じゃない、と指摘しています。
その上で、「まずは自分自身が心から欲しいと思えるものを徹底的につくること」を大切にすべきだと語りました。たとえ事業として成功しなかったとしても、本気で開発に向き合う過程で得た技術力や経験は、必ず自分の財産になる。まさに「ビジネスに負けても、エンジニアとしての人生には勝てる」という言葉で、挑戦することの価値を伝えてくれました。
Q2. 新規事業を経験することは、エンジニアの成長に繋がるか
新規事業と既存事業、どちらが優れているということはなく、どちらにも成長のチャンスはある、と小俣氏は語ります。その違いを生むのは、携わる事業の種類ではなく、「自ら考え、発信し、行動したかどうか」だと強調しました。
「新規事業であっても既存事業であっても、自分の内側から湧き上がったアイデアを実際の行動に移せる人ほど、大きく成長できる。その積み重ねがエンジニアとしての価値を高めていくんだ」と、参加者へ力強いメッセージを送っていました。自分の意志で動くことの大切さを改めて感じさせてくれますね。
最後に
イベントの締めくくりには、「自分の可能性を信じて一歩踏み出すことを恐れずに、これからも挑戦を続けてほしい」と小俣氏から参加者へ呼びかけがあり、セッションは幕を閉じました。
アルサーガパートナーズでは、こうした挑戦を後押しする環境づくりをすごく大切にしているそうですよ。コンサルティングから開発までを一貫して手がける中で、職種や年次に関係なく、自ら提案して新しい価値を生み出す挑戦を歓迎する文化があるんですって。これからも、一人ひとりの成長を支えながら、新たな価値を生み出せる組織づくりに取り組んでいくとのことです。

アルサーガパートナーズ株式会社について
アルサーガパートナーズは、東京・渋谷に本社を置く総合DXファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用まで、DXに必要な機能を自社内で一貫して提供し、業界・業種を問わず企業のDX推進を支援しています。
国内でのIT人材育成と技術力の内製化にこだわり、九州をはじめとする国内拠点を拡大しながら、日本全国における優秀なIT人材の活躍の場を広げています。
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本社:東京都渋谷区桜丘町3番2号渋谷サクラステージSAKURAタワー5階
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熊本支社
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新市街オフィス:熊本県熊本市中央区新市街8番7 TERRACE87ビル2階
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平成オフィス:熊本県熊本市南区江越2丁目24-1
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福岡支社:福岡県福岡市中央区天神一丁目10番20号 天神ビジネスセンター7階
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鹿児島オフィス:鹿児島県鹿児島市武1丁目2-10 JR鹿児島中央ビル710・711
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代表者:代表取締役社長CEO兼CTO 小俣泰明
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設立日:2016年1月
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資本金:14億3,470万円(資本準備金等を含む)
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従業員数:401名(2026年7月末時点)
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事業内容:ワンストップDXソリューション事業