注目される投資家からの支援

今回の資金調達では、世界各国で多くのユニコーン企業への出資実績を持つグロース・エクイティ投資家のVertex Growthがリード投資家として参画しました。加えて、創業期からX Mileを支えてきた既存投資家からの継続出資、そして多数の新規投資家もこのラウンドに参加しています。

主な投資家(順不同)には、Vertex Growthのほか、ALPHA、SMBC日興証券、SOMPO Growth Partners、東京大学エッジキャピタル(UTEC)、SMBCベンチャーキャピタル、Minerva Growth Partners、日本郵政キャピタル、JPSグロース・インベストメントといった名だたる企業が名を連ねています。これは、X Mileの事業が持つ将来性や社会貢献性に対する高い評価の表れと言えるでしょう。

「ノンデスクワーカーが主役の世界を」X Mileのビジョンと事業

X Mileは、「テクノロジーの力でノンデスクワーカーが主役の世界を」というビジョンを掲げ、日本の社会インフラを支える物流、建設、製造といったノンデスク産業に特化した経営プラットフォームを展開しています。HR(人材)、DX/AI(デジタルトランスフォーメーション・人工知能)、そして経営支援の3つの事業を通じて、現場の生産性向上と産業全体の構造改革を目指しているとのことです。

① HRプラットフォーム事業

日本のノンデスク産業が抱える深刻な人手不足は、社会インフラ維持における最優先課題の一つです。X MileのHRプラットフォーム事業では、業界最大級のデータベースを駆使し、有資格者と事業者との最適なマッチングを提供しています。特に、地方都市における人材採用支援にも力を入れており、地域経済の活性化にも貢献していると言えるでしょう。

② DX・AIプラットフォーム事業

現場業務のデジタル化やAI導入は、生産性向上に不可欠です。X Mileは、NXグループ、セイノーホールディングス、日本郵政グループ、損保ジャパンといった大手企業との資本業務提携を通じて、現場のDX・AI化を推進しています。これにより、現場の作業効率を高め、顧客への提供価値を向上させることを目指しています。

③ 経営支援プラットフォーム事業

現場の持続的な成長と事業承継の課題に対応するため、X MileはM&A支援や車両販売・買取など、多岐にわたるソリューションを提供しています。事業の維持・拡大からアセットの最適化まで、経営上の様々な課題に対して多角的なアプローチでサポートしているとのことです。

これまでの歩みと今回の調達の背景

2019年の創業以来、X MileはHRプラットフォーム事業への積極的な組織投資により、累計登録求職者数120万人超、導入事業所数30,000超という業界最大級の規模へと成長を遂げてきました。

数字で見る X Mile HRプラットフォームの成長

また、DX・AIプラットフォーム事業においても、運送・旅客企業向けのプロダクトを中心に複数の新規プロダクトを展開し、ARR(年間定常収益)のYoY(前年同期比)成長率は90%を超えるなど、目覚ましい成長を続けています。特に、車両台数1000台以上の運送大手企業への導入比率は約70%に達しており、その実績は非常に高い評価を受けていることがうかがえます。

今回の資金調達は、これらの既存プロダクトの機能強化に加え、バーティカルAI(業界特化型AI)技術への積極的な投資、AI機能の開発強化、そしてM&Aの推進に充当されます。これにより、ノンデスク産業が直面する人手不足や生産性向上といった社会課題の解決を、さらに加速させるものと期待されます。

資金使途の具体的な内容

調達した資金は、主に以下の3つの領域に投資される予定です。

  1. 人材採用によるプロダクト強化
    エンジニアをはじめとする開発人材の採用を強化し、セールス・カスタマーサクセス体制も拡充されます。これにより、DXプラットフォームのカバー範囲が広がり、機能が向上することで、運輸・旅客事業者やドライバーにとって、より利便性の高いサービスが提供されることでしょう。

  2. 新規領域(バーティカルAIやFinTech等)への投資加速
    ノンデスク産業に特化した「バーティカルAI」の開発と実装が強化されます。現場で蓄積されたデータを活用し、業務自動化や意思決定支援AIプロダクトの開発を推進することで、現場の生産性を飛躍的に向上させることを目指します。

  3. M&A戦略の推進
    ノンデスク領域における業務課題を早期に解決するため、M&A戦略が積極的に推進されます。X Mileの事業とシナジー効果の高いプロダクトや優れたチームを対象に、エクイティ資金に加えて金融機関からのデット資金も柔軟に活用しながら、M&Aが検討されるとのことです。これにより、新たな技術やサービスを迅速に取り入れ、事業成長を加速させる意図があるでしょう。

X Mile株式会社 代表取締役CEO 野呂 寛之氏のコメント

X Mile株式会社 代表取締役CEO 野呂 寛之氏

X Mileの代表取締役CEOである野呂 寛之氏は、創業以来のビジョンである「テクノロジーの力でノンデスクワーカーが主役の世界を」を強調し、物流・建設・製造といった社会インフラを支える産業のDXと人材課題解決に全力で取り組んできたと語っています。

これらの産業が直面する人手不足、高齢化、事業承継といった構造変化の課題に対し、今回の資金調達は大きな意味を持つとのこと。野呂氏は、Vertex Growthをはじめとする新規投資家、そして創業期から伴走してきた既存投資家への感謝を述べ、調達資金をバーティカルAIなどのテクノロジー投資、M&A、経営支援領域の拡大に充て、大手企業との連携を強化しながら、ノンデスク産業の統合的な経営支援インフラとなるべく、チーム一丸となって事業成長を加速させていく決意を表明しています。彼の言葉からは、X Mileが目指す未来への強い情熱と自信が感じられますね。

投資家からの期待の声

今回の資金調達に際し、投資家からもX Mileへの大きな期待が寄せられています。

Vertex Growth General Partner TAM Hock Chuan氏

Vertex Growth General Partner TAM Hock Chuan氏

Vertex GrowthのGeneral PartnerであるTAM Hock Chuan氏は、X Mileが日本の運輸・建設・製造業における深刻な人手不足課題に取り組む企業であることに喜びを表明しています。特に、運輸業界で実績を上げた人材マッチングモデルを建設や製造へと横展開し、複数のノンデスク産業を支えるプラットフォームへと進化している点に魅力を感じたとのこと。人材支援に留まらず、運輸領域で収益性と拡張性を兼ね備えたソフトウェア事業を築き上げていることを高く評価し、数多くの求職者と事業者をマッチングさせてきた貴重なデータと優れたビジネスモデルが、自動化やAIを通じて顧客へさらなる価値を提供できると確信しているようです。野呂氏とチームが日本のノンデスク産業を支える重要インフラを構築していくことを、今後も支援していくと述べています。

ALPHA General Partner 田中 正人氏

ALPHA General Partner 田中 正人氏

ALPHAのGeneral Partner 田中 正人氏は、AIの普及が進む中でノンデスクワーカーの存在感が高まっていることに触れ、X Mileと野呂氏が人材不足という現場の課題に真摯に向き合い、HRとDXの両面からノンデスク産業を支援してきたことを評価しています。今回の資金調達を新たな出発点として、AIなども活用しながら、社会インフラを支えるノンデスク産業の未来を切り拓いていくことに大きな期待を寄せ、ALPHAもその挑戦に寄り添っていくと語っています。

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ 代表取締役COO 坂本 教晃氏

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ 代表取締役COO 坂本 教晃氏

東京大学エッジキャピタルパートナーズの代表取締役COO 坂本 教晃氏は、2022年初めのリード投資から全てのラウンドでX Mileに投資を行っていることを明かしています。創業以来、ブレないハングリー精神を基盤に、着実な成長を続けているX Mileの姿を高く評価し、ノンデスク産業とテクノロジーの融合が大きな価値を生み出すことを目の当たりにした4年半だったと振り返っています。現在のAIの潮流と相まって、その価値創出はさらに大規模なものになると手応えを感じているとのこと。令和元年に創業されたX Mileが、令和を代表するメガベンチャーになることを心から期待しているようです。

Minerva Growth Partners創業パートナー 村島健介氏

Minerva Growth Partners創業パートナー 村島健介氏

Minerva Growth Partners創業パートナーの村島健介氏は、初回投資から約2年半でX Mileが日本のノンデスク産業が抱える人手不足と生産性の低さという構造課題に正面から向き合い、HRとDXの両事業で高い成長を実現してきたことを評価しています。これは、野呂氏を中心とするチームの高い構想力と徹底した実行力の積み重ねによるものだと分析。MinervaはX Mileをノンデスク産業において新たなカテゴリーを自ら定義する「Category Definer」と捉えており、人材・顧客・業務に関する独自のデータと現場への深い理解をAIと組み合わせることで、既存業務の効率化に留まらず、ノンデスク産業における働き方と経営のあり方をも根本から再設計できる可能性を秘めていると考えているとのこと。今回の資金調達を新たな出発点として、AIへの投資やM&Aを通じてX Mileが次の成長ステージへ進むことを大いに期待し、Minervaとしても引き続き国内外のリソースとネットワークを活用しながら、同社のさらなる飛躍を支援していくと語っています。

X Mileが求める仲間たち

X Mileでは、事業拡大に伴い、各ポジションで採用を強化しています。社会インフラを支えるノンデスク産業の変革を本気で推進したい仲間を募集しているとのことです。

興味をお持ちの方は、オンラインでの会社説明会に参加したり、X Mileの役員とのカジュアル面談も可能です。下記より登録して、彼らの熱い思いに触れてみてはいかがでしょうか?

採用強化中のポジションは多岐にわたります。

採用ページトップや会社紹介資料、コンセプトムービーも公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

X Mile株式会社 会社概要

X Mile株式会社は、2019年2月に設立され、「テクノロジーの力でノンデスクワーカーが主役の世界を」をビジョンに掲げています。代表者は代表取締役CEOの野呂寛之氏。東京都新宿区に本社を構え、物流・建設・製造などのノンデスク産業に特化した事業を展開しています。人材サービスを起点に、業界特化型ソフトウェア、経営支援プラットフォーム、バーティカルAIなど事業領域を拡大し、採用から経営まで一貫した支援サービスを提供している企業です。

今回の資金調達は、X Mileが掲げるビジョンの実現に向けた大きな一歩であり、日本のノンデスク産業の未来を大きく変える可能性を秘めていると言えるでしょう。今後のX Mileのさらなる挑戦と成長に注目が集まります。