なぜ今、映像AIプラットフォームが必要なのか?現場が抱えるジレンマ
近年、防犯対策や品質管理、従業員の安全確保など、多岐にわたる目的で監視カメラをはじめとする撮影機器の導入が進んでいます。国内にはおよそ600万台ものカメラが存在するといわれています。
しかし、これらのカメラは、拠点ごとや用途ごとに個別に導入されることが多く、結果として異なるシステムやメーカーの機器が混在しがちでした。さらに、映像データの保管にかかるコストや、カメラへのサイバー攻撃といったセキュリティ上の懸念から、なんと約8割ものカメラがネットワークに接続されていないという現状があったのです。
せっかくの映像データも、ネットワークにつながっていなければ、その真価を発揮することはできません。このような状況では、映像データを一元的に管理したり、様々な用途で横断的に活用したりすることが難しく、業務効率化や安全対策の高度化に向けた映像データの利活用が十分にできていないのが実情でした。
「docomo business SIGN VPaaS」は、このような現場のジレンマを解決するために開発されました。
「docomo business SIGN VPaaS」のすごい特長!現場変革を加速する3つのポイント
「docomo business SIGN VPaaS」は、点在する映像データを統合し、必要な情報を的確に絞り込んで分析・保管できる映像AIプラットフォームです。さらに、「docomo business SIGN™」をはじめとするNTTドコモビジネスが提供するコネクティビティと組み合わせることで、安全性を確保しながら、映像データの高度な活用を実現します。

1. バラバラな映像データを一つにまとめる!横断活用を可能にするプラットフォーム
異なるメーカーのカメラやデバイスが混在している現場でも、「docomo business SIGN VPaaS」なら心配いりません。複数拠点で撮影された映像データを一元的に管理し、拠点や用途を横断して映像データを検索したり、AIで分析したりすることが可能になります。
また、本サービスに接続可能なデバイスは、情報セキュリティリスクやサプライチェーンリスクに配慮したJC-STARなどの基準を踏まえ、NTTドコモビジネスが確認した上で、提携パートナー各社から提供されます。今後も対応デバイスのラインナップや提携パートナーはどんどん拡大していく予定なので、さらに多くの現場で活用できるようになるでしょう。
2. ムダなく賢く映像を分析・活用!効率的なデータ分析を実現
すべての映像データをクラウドに転送するのではなく、「docomo business SIGN VPaaS」は賢くデータを扱います。定期的なスナップショットに加え、人や車両の動き、物品の搬出入といった「変化が起きたシーン」をAIが自動で判別し、分析に必要なデータだけを重点的にクラウドに送信・蓄積します。
これにより、データ量を大幅に抑えながら効率的な分析が可能となり、データ転送や保管にかかるコストを削減しつつ、高い性能を維持した映像活用が実現します。
3. 安心して使える通信環境!セキュアなネットワーク
映像データは秘匿性が高く、その安全性確保は非常に重要です。「docomo business SIGN VPaaS」は、映像データを安全に収集するためのコネクティビティとして、セキュリティ機能を標準搭載したIoT向けのNaaS(Network as a Service)である「docomo business SIGN™」や、多様なセキュリティ機能とネットワーク機能を統合したNaaSである「docomo business RINK®」と機能連携します。
これにより、お客様のネットワーク構成や運用要件に合わせて、セキュリティがしっかりと確保された通信環境で、秘匿性の高い映像データを安心して活用できる環境が提供されます。
具体的な活用イメージを見てみよう!小売店の店舗管理を例に
「docomo business SIGN VPaaS」がどのように現場で役立つのか、小売店の店舗管理を例に見てみましょう。

例えば、ある店舗の敷パッド売場で棚の空きが自動検知され、品出しに遅延が発生していることがリアルタイムで分かります。複数の店舗の状態を一覧で確認できるため、問題のある店舗にすぐに気づくことができます。

さらに、AIカメラが検知した要対策店舗のアラートをリアルタイムで受け取ることができ、品出し遅延や棚空きによる機会損失額まで試算されます。これにより、緊急性の高い問題を優先的に解決するための判断材料が得られます。例えば、渋谷店でバックヤード混雑による品出し遅延が発生している、池袋本店で売れ行き急増による棚空きが発生しているといった状況がすぐに把握できます。

そして、日次、月次、年次での詳細な分析レポートと、それに基づいた具体的なアクションプランが自動で提案されます。例えば、渋谷店で特定の商品の品出し遅延が発生している場合、バックヤードにある在庫を売り場へ補充する指示が作業用端末に再送され、改善利益予測まで示されます。また、エリア全体の傾向から、急激な気温上昇に伴う冷感パッドの最適配分計画など、戦略的なオペレーション改善にも貢献します。
このように、「docomo business SIGN VPaaS」は、映像データを単なる監視にとどめず、ビジネスの売上最大化や業務効率化に直結するインサイトを提供し、現場のオペレーションを革新する強力なツールとなるでしょう。
NTTドコモビジネスも先行導入済み!
実は、NTTドコモビジネス社内では、すでにこの「docomo business SIGN VPaaS」を先行して活用しているそうです。全国の拠点に分散するカメラから取得した映像データを統合管理し、プライバシーに配慮した形で映像データへのアクセスや、業務効率化に向けた映像活用に取り組んでいるとのこと。自社で効果を実感しているからこそ、自信を持って提供できるサービスといえるでしょう。
提供開始日と利用方法
「docomo business SIGN VPaaS」は、2026年6月11日から提供が開始されています。
利用料金や詳しいお申し込み方法については、「docomo business SIGN VPaaS」サービスサイト(https://www.ntt.com/business/services/vpaas.html)をご覧いただくか、NTTドコモビジネスの営業担当者まで直接お問い合わせください。
強力なパートナー企業たち
この革新的なサービスの実現には、多くのパートナー企業が協力しています。2026年6月11日時点で、以下の企業が対応デバイスの提供を予定しています(五十音順)。今後も、さらに多くのパートナーが加わり、サービスが拡大していくことが期待されます。
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アムニモ株式会社
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エッジマトリックス株式会社
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Verkada Japan株式会社
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株式会社NTTデータ
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NTTイノベーティブデバイス株式会社
未来がもっと便利に!今後の展開
NTTドコモビジネスは、AI時代に最適な次世代ICTプラットフォーム「AI-Centric ICTプラットフォーム®」構想のもと、「docomo business SIGN VPaaS」の機能拡張を継続していく予定です。これにより、お客様の事業課題の解決と新たな価値創出に貢献していくことを目指しています。
将来的には、エッジAIとクラウドAIの連携を強化することで、これまでに蓄積された映像データとリアルタイムの映像データを一元的に分析・活用できるようになるでしょう。そして、その分析結果を設備やロボットの制御に反映させることで、サイバー空間とフィジカル空間の融合を実現していくとのことです。
これにより、映像から状況を「認識」し、AIが「判断」し、さらに設備やロボットが自動で「実行」するという、認識から判断、実行までを一体化した「フィジカルAI」が実現します。異常の兆候を検知してから対応を自動化し、さらには現場のオペレーションを最適化することで、より安全で効率的な社会の実現に貢献してくれることでしょう。
パートナーからの熱いメッセージ!
「docomo business SIGN VPaaS」の提供開始にあたり、多くのパートナー企業から期待の声が寄せられています。その一部をご紹介します。
EDGEMATRIX株式会社 代表取締役社長 太田 洋氏
エッジAIの社会実装を推進してきたEDGEMATRIX株式会社の太田社長は、「docomo business SIGN VPaaS」の提供開始を心から祝福しています。現場の人手不足解消や安全対策が急務となる中で、分散した映像データをセキュアかつ効率的に一元管理・分析できる本サービスは、「市場が待ち望んでいた画期的なソリューション」だと確信しているとのこと。EDGEMATRIX社は、NTTドコモビジネスを2025年度の「Edge AI Box」販売における最大のパートナーと位置づけており、今後も緊密な連携を強化し、より良い社会の実現を目指していくそうです。
株式会社Mujin CEO 兼 共同創業者 滝野 一征氏
製造物流領域における生産性向上や業務改善に力を入れている株式会社Mujinの滝野CEOは、本サービスがその分野に大きく貢献すると確信しています。NTTドコモビジネスとの出資業務提携を通じて、今後も共にソリューション・サービスの検討を進めていくとのことです。
Verkada
映像技術のVerkadaも、NTTドコモビジネスとの提携を喜び、自社の映像技術が「docomo business SIGN VPaaS」の広範なAI活用映像ソリューション・エコシステムに組み込まれることに期待を寄せています。
Wasabi Technologies Japan合同会社 取締役社長 脇本 亜紀氏
データの出し入れに課金しないユニークな課金ポリシーと堅牢なセキュリティ機能で知られるWasabi Technologies Japan合同会社の脇本社長は、「docomo business SIGN VPaaS」がWasabi Hot Cloud Storageを採用したことを歓迎しています。これにより、スムーズな映像データの保存やAIによる分析・活用が低コストかつ安全に実現し、多くの顧客が散在するデータから十分な価値を引き出せると確信しているそうです。
アムニモ株式会社 代表取締役社長 小嶋 修氏
映像データの最適制御・管理技術を専門とするアムニモ株式会社の小嶋社長は、「docomo business SIGN VPaaS」の提供開始を深く歓迎しています。映像活用の領域が急速に広がる中で、本サービスが多様な映像データをシームレスに統合し、日々の業務効率化だけでなく、経営の舵取りに必要となる価値ある情報を抽出できる「革新的なプラットフォーム」であると評価。アムニモ社は本サービスの実現に貢献できたことを光栄に思い、今後も最先端の映像テクノロジー開発を通じて社会課題の解決と企業の新たなビジネス価値創出を支えていくと述べています。
まとめ
「docomo business SIGN VPaaS」は、人手不足や安全対策といった現代の現場が抱える深刻な課題に対し、映像AIとセキュアなネットワークという強力な組み合わせで具体的な解決策を提示するサービスです。バラバラだった映像データを一つにまとめ、賢く分析し、安全に活用することで、業務効率化はもちろん、新たな価値創造へとつながる未来を切り開いてくれるでしょう。
NTTドコモビジネスは、2025年7月1日に「NTTコミュニケーションズ株式会社」から社名を変更し、「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、企業と地域が持続的に成長できる社会の実現を目指しています。今回の「docomo business SIGN VPaaS」も、その目標達成に向けた重要な一歩となるに違いありません。
関連リンク:
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docomo business SIGN VPaaS:https://www.ntt.com/business/services/vpaas.html
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docomo business SIGN™:https://www.ntt.com/business/services/sign.html
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docomo business RINK®:https://www.ntt.com/business/services/rink.html
