クチコミが購入を左右する?7割以上が「影響される」

ホットリンクは、国内の1,006名を対象に、食品・飲料の購入におけるクチコミの影響について調査を実施し、その結果を2026年8月24日に発表しました。

調査によると、直近1年でインターネット上のクチコミを参考に食品・飲料を購入した経験がある人は、なんと63.0%にも上ります。これは、多くの人が日常的にオンラインの情報を参考にしている証拠ですね。

食品・飲料のクチコミに関する調査

直近1年で、インターネット上のクチコミを参考に食品・飲料を購入した経験

さらに驚くべきは、スーパーやコンビニなどの店頭で食品・飲料を見かけた際、事前にSNSやレビューサイトでその商品のクチコミを見たことがあると、購入判断に「影響する」と回答した人が71.6%にものぼったことです。「大きく影響する」「やや影響する」を合わせると、ほとんどの人がクチコミを意識していることがわかります。店頭での購入は、パッケージや価格だけで決まるわけではなく、来店前のオンラインでの情報収集が大きく関わっていると言えるでしょう。

事前に見たクチコミが、店頭での購入判断に与える影響

お菓子・スイーツはクチコミ効果絶大!

クチコミを参考に購入された食品・飲料で最も多かったのは、「お菓子・スイーツ」で79.5%でした。次いで「飲料」が66.6%、「パン・米・麺類などの主食系食品」が60.3%と続きます。新しい味や期間限定の商品が多いお菓子・スイーツは、特に他の人の感想が気になるのかもしれませんね。

直近1年で、インターネット上のクチコミを参考に購入した食品・飲料

信頼できるのは「知り合い」のクチコミ

食品・飲料を購入する際に参考にする情報としては、「家族や友人など、知り合いによるクチコミ」が56.5%で最も多くなりました。やはり、身近な人の声は信頼度が高いようです。それに続くのは「ECサイトの商品レビュー」(53.3%)、「SNS上の一般ユーザーによるクチコミ」(45.7%)でした。企業が発信する公式サイトの情報(24.8%)や公式SNSアカウントの情報(8.5%)よりも、実際に商品を購入した消費者のリアルな声が重視されていることがうかがえます。

食品・飲料を購入する際、参考にする情報

店頭での購入時でも、「商品パッケージや商品説明」(77.6%)、「価格・割引表示」(76.9%)が上位を占める一方で、「店頭POP・ランキング表示(クチコミやレビューの掲示を含む)」(31.7%)も参考にされています。

スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどの店頭で食品・飲料を購入する際、参考にする情報

具体的な情報が決め手!

では、どんなクチコミが購入の参考になるのでしょうか?最も多かったのは、「味・食感・量など、商品特徴が具体的に分かる」で66.2%でした。次に「実際に購入した人の体験が書かれている」が63.0%と続きます。写真や動画も参考になりますが、それ以上に味や食感といった、実際に試さないと分からない具体的な情報が、消費者の判断材料になっているようです。

食品・飲料の購入の参考になるクチコミの内容

また、クチコミが十分に見つからなかったことで、購入をためらったり、やめたりした経験がある人は43.7%に達しました。約4割の人がクチコミ不足で購買行動にブレーキがかかっていると考えると、クチコミの存在がいかに重要かがわかりますね。

十分なクチコミが見つからず、食品・飲料の購入をためらったり、やめたりした経験

ホットリンク担当者からのコメント

今回の調査結果について、株式会社ホットリンク ソリューション営業部の岩本大夢氏は次のように述べています。

「食品・飲料は、店頭でパッケージや価格を見て短時間で購入を決めることが多い商材ですが、今回の結果から、購入判断が売り場だけで完結するのではなく、来店前にSNSやECサイトなどで接触したクチコミも関わっていることがうかがえます。SNSマーケティングにおいても、インプレッションやフォロワー数だけでなく、生活者の中に商品に関する記憶や語りがどれだけ蓄積されているかを見ることが重要です。」

岩本 大夢

「購入の参考になるクチコミでは、『味・食感・量など、商品特徴が具体的に分かる』が66.2%、『実際に購入した人の体験が書かれている』が63.0%となりました。企業がUGC(ユーザー生成コンテンツ)を増やす際は、『どう投稿してもらうか』だけでなく、生活者が何を語りたくなる商品・体験なのかを考える必要があります。具体的に語れる特徴や、誰かに伝えたくなる体験をつくり、その声が自然に共有され、次の生活者の判断材料になる循環を設計することが重要だと考えています。」

調査の背景と概要

ホットリンクは、SNS時代におけるマーケティングフレームワーク「ULSSAS(ウルサス)」を提唱しており、UGCを起点とした購買行動モデルをサービスの基盤としています。2026年6月に発表された「UGC調査」では、食品がクチコミを参考に購入された商品・サービスで3位に入りました。

食品・飲料は日常的に購入されるものの、味や食感など実際に購入しなければ分かりにくい要素も多いため、今回の調査では、クチコミが購入時にどのように参考にされているか、店頭での購入判断にどのように関わるか、そしてどのような内容のクチコミが参考になるのかを把握するために実施されました。

【調査概要】

  • 調査期間: 2026年7月31日~2026年8月5日

  • 調査主体: 株式会社ホットリンク

  • 調査対象: 日本在住の15~79歳

  • 有効回答数: 1,006名

  • 調査方法: インターネット調査

株式会社ホットリンクについて

ホットリンクグループは、日米で事業を展開し、SNSへの投稿など、生活者の声であるソーシャルビッグデータを分析。企業のマーケティング活動や報道、災害対策などでの活用支援を行っています。Web3においてもデータ分析・活用力を活かし、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現を目指しています。

  • 設立日: 2000年6月26日

  • 代表者: 代表取締役グループCEO 檜野安弘

  • 本社所在地: 東京都千代田区富士見一丁目3番11号 富士見デュープレックスビズ5階

  • 事業内容: SNSマーケティング支援

  • URL: https://www.hottolink.co.jp/

今回の調査結果は、私たちが普段何気なく行っている商品選びの裏側にある、クチコミの大きな力を改めて教えてくれますね。SNSやECサイトのレビューが、今後の購買行動にますます影響を与えていくことは間違いなさそうです!