検索1位がゴールじゃない!AI検索時代の新たなSEO戦略

株式会社EXIDEAは、日本語検索におけるGoogle検索1位URLと、AI Overview(AIO)への引用状況を分析する大規模な独自調査を実施しました。この調査の目的は、AI検索時代において、コンテンツがAIに「回答根拠」として選ばれるために必要な要素を明らかにすることです。

調査対象となったのは、2026年2月から3月にかけて取得された、28,476クエリ分のGoogle検索1位に表示されたURL。これらのページが、同じクエリのAIO回答内で引用元として含まれるかどうかを詳細に判定しました。

驚きの結果!検索1位でもAIOに引用されないページが約4割も

調査の結果、検索1位URLのうち、AIO回答内に引用された割合は61.2%(17,414件)でした。一方で、引用されなかった割合は38.8%(11,062件)にも上りました。

AIO引用割合の棒グラフ

この数字は、従来のSEOの常識を覆すかもしれません。これまで「検索1位」はSEOの最も分かりやすい成果指標であり、そこを目指せば間違いないと思われてきました。しかし、AI検索時代では、検索順位とは別に、AIが「この情報は回答の根拠として使える!」と判断するページが選ばれるようになっているのです。

つまり、検索1位を取れたとしても、そのページが必ずしもAIOで引用されるとは限らない、ということ。これからは、検索順位だけでなく「AIに引用されているか」という新たな視点で、コンテンツの成果を評価する必要がありそうです。

引用されるページとされないページ、一体何が違うの?

では、同じ検索1位のページの中でも、AIOに引用されるページとされないページにはどんな違いがあるのでしょうか?

調査では、引用されたページの方が、EXIDEAが提供するオールインワンSEOツール「EmmaTools」のスコアリング機能で算出される「EMMAスコア」が高い傾向にあることが分かりました。引用ありのページが平均52.6点だったのに対し、引用なしのページは平均48.3点と、約9%の差がありました。

YMYL(Your Money Your Life)クエリ比率も、引用されたページの方が高い傾向が見られました。これは、健康や金融といった人々の生活に大きな影響を与える分野では、AIもより信頼性の高い情報を引用しようとする姿勢があるのかもしれませんね。

一方で、指名クエリ(企業名や商品名など固有名詞での検索)では、引用されないページの方が比率が高いという興味深い結果も出ています。

EMMAスコアなどの倍率差グラフ

ただし、EMMAスコアはあくまでSEOコンテンツの補助指標であり、「スコアを上げれば必ず引用される」と断言できるものではありません。重要なのは、検索1位という同じ土俵に立っていても、AIに選ばれるページと選ばれないページには、コンテンツの質やクエリとの結びつきにおいて明確な差がある、という点です。

順位だけじゃない!コンテンツと検索文脈が引用のカギ

さらに詳細な分析では、AIO引用の有無に関連の強い要素として、EMMAスコアとEMMAキーワード密度が上位に入りました。これは、クエリとの関連性が強く、コンテンツとしての評価が高いページほど、AIに引用されやすい傾向があることを示唆しています。

SHAP値グラフ

ここでも指名クエリが関連の強い要素として上位に挙がりましたが、本調査では指名クエリは「引用されにくい側」との関連が見られました。これは「指名検索だから公式ページが必ず引用される」とは限らない、ということを意味します。自社名やサービス名で検索された場合でも、実際にAIOでどのページが引用されているかを確認する習慣をつけることが大切でしょう。

AIに「選ばれる」コンテンツの秘密とは?

では、具体的にどんなコンテンツがAIに回答根拠として選ばれやすいのでしょうか?調査では、AIOに引用されたページにいくつかの共通点が見られました。

特に差が大きかったのは、「専門資格・肩書きの明示」と「著者情報あり」の有無です。誰が書いた情報なのか、どのような専門性に基づいているのかが明確なページほど、AIOに引用される割合が高い傾向にありました。

これは、AIが信頼性の高い情報を求める傾向にあることを示しています。特にYMYL領域では、専門家による情報提供がより重要になると考えられます。

また、以下のような構造を持つページも、引用される割合が高いことが分かりました。

  • まとめ・結論:45.2%(引用なし30.8%)

  • 冒頭で直接回答:53.9%(引用なし37.2%)

  • FAQ・Q&Aセクション:25.3%(引用なし17.5%)

  • 簡潔な定義:70.9%(引用なし51.0%)

  • サブトピック網羅:60.3%(引用なし45.3%)

コンテンツ特徴の倍率差グラフ

これらの特徴は、AIが回答を生成する際に、ページ内から必要な情報を効率的かつ正確に抜き出しやすい構造になっていることを意味します。ただ情報を網羅的に書くだけでなく、情報が整理され、AIにとって「回答の根拠として使いやすい」形になっているかが、これからのコンテンツ設計の重要なポイントになるでしょう。

これからのSEO担当者がチェックすべき4つのポイント

今回の調査結果から、AI検索時代のSEO担当者さんが確認すべきポイントが明確になりました。検索順位とAIO引用の「ズレ」を認識し、以下の点をチェックしてみてくださいね。

  1. 主要クエリでAIOに引用されているかを確認しよう

    • 自社の検索1位ページがAIO回答の引用元に含まれているか、定期的に確認しましょう。もし引用されていない場合は、代わりにどのページが引用されているのかも見て、改善のヒントを探しましょう。
  2. 著者情報や専門性はしっかり明示できている?

    • コンテンツの執筆者、監修者、保有資格、専門領域などがページ上で明確に確認できる状態になっているかを見直しましょう。信頼性の高い情報源であることをAIに示すことが重要です。
  3. 冒頭で直接回答する構造になっている?

    • 記事の冒頭で結論を述べる、用語を簡潔に定義する、FAQ形式で疑問に答える、まとめを分かりやすく配置するなど、AIが回答の根拠として情報を抜き出しやすい構造になっているかを確認しましょう。
  4. 指名検索でも引用元をチェックしよう

    • 「指名検索だから公式ページが必ずAIOに引用される」とは限りません。自社名やサービス名で検索した場合でも、実際にAIOに引用されているのが公式ページなのか、それとも別のページなのかを定期的に確認し、必要に応じてコンテンツを最適化しましょう。

結論:検索されるページから、AIに引用されるページへ

今回の独自調査で、Google検索で1位に表示されたURLでも、約38.8%がAI Overview(AIO)に引用されていなかったという衝撃の事実が明らかになりました。

これは決して「検索1位の価値がなくなった」というわけではありません。むしろ、AI検索時代においては、検索上位を取った後に「AIに回答根拠として引用されているか」という、もう一つの重要な指標を見る必要が出てきた、ということなのです。

AIに引用されるページには、著者情報や専門性の明示、冒頭での直接回答、FAQの設置、簡潔な定義、そして整理された段落構造といった特徴が見られました。これからは、単に検索順位の最適化を目指すだけでなく、AIが回答根拠として「使いやすい」情報設計まで踏み込んだコンテンツ改善が求められます。

EmmaToolsでAI検索時代のSEOをリードしよう

「AI検索時代のSEOって、何から手をつければいいの?」と感じている方もいるかもしれませんね。株式会社EXIDEAが提供するオールインワンSEOツール「EmmaTools」は、そんなあなたの強い味方です。

EmmaToolsは、検索意図に基づいたコンテンツ設計はもちろん、AIに引用される可能性を意識した記事構造づくりまでをサポートします。

「検索1位なのにAIOで引用されているかわからない」「競合はAIOに出ているのに、なぜか自社が出ない」「AI検索時代のSEOで、まず何を見直すべきか整理したい」といったお悩みがある場合は、ぜひ主要クエリごとの引用状況とページ構造の点検から始めてみましょう。

EmmaToolsに関するお問い合わせや資料請求は、以下のリンクから受け付けています。

AI検索の波に乗って、あなたのコンテンツを「AIに選ばれる」存在へと進化させていきましょう!


【注記】

  • 本分析は相関分析であり、因果を断定するものではありません。特定の要素を追加すれば必ずAIOに引用されると示すものではありません。

  • EMMAスコアはEmmaToolsが提供するSEOコンテンツの補助指標であり、Googleの内部評価指標ではありません。

  • 検索結果やAIOの表示は、時期、ユーザー環境、クエリによって変動する可能性があります。

  • 本調査は日本語検索を対象としており、他言語での傾向は異なる可能性があります。

会社概要

会社名:株式会社EXIDEA(https://exidea.co.jp
所在地:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-14 KDX銀座一丁目ビル4階
代表者:小川 卓真
設 立:2013年5月
資本金:1,500万円
従業員数:76名(連結)※2026年5月末現在
事業内容:BtoBブランディング支援、BtoBマーケティング支援、動画制作・動画マーケティング、マーケティングツール開発提供、SEOコンサルティング、Webメディア運営