新会社設立の背景には、地域の切実な課題と未来への戦略があった!

なぜ今、福岡に新会社を設立するのでしょうか?その背景には、いくつかの重要な要因があります。

深刻化する人手不足と地域活性化のニーズ

九州・西日本地域では、少子高齢化や都市部への人口流出が続き、多くの中小企業で人手不足が深刻化しています。特に優秀な人材の確保は、喫緊の経営課題として多くの企業が頭を悩ませている状況です。エクサウィザーズグループはこれまでも、この地域で業務効率化や人手不足解消を目的としたAIプロダクトやサービスを提供してきました。しかし、東京本社からのリモート対応だけでは、顧客企業との密な関係構築や現地での優秀な人材確保に限界があったといいます。

国の政策も後押し!「地域未来戦略」でAIが注目

政府が策定する「地域未来戦略」では、九州地域においてAIが重点分野の一つとして位置づけられる見込みです。これは、自治体や事業者がAI技術を活用して変革を進める「AIトランスフォーメーション(AX)」の推進や、AI人材の育成を政策的に後押しする動きが本格化していることを意味します。まさに、地域全体でAIを活用した新たな未来を築こうという機運が高まっているのです。

エクサウィザーズグループの成長戦略「3P×フロンティア」

エクサウィザーズグループは、グループ全体の成長とシナジーを最大化するための戦略として「3P×フロンティア」を掲げています。「フロンティア」とは、機動性の高い戦略子会社群を指し、それぞれの会社が特定の事業や業界に深く入り込むことで、AI実装を加速させることを目指しています。今回設立されるエクサフォワード九州も、この「フロンティア」戦略の一環として、地域に根ざしたビジネスモデルを構築し、九州・西日本の企業や行政機関に深く入り込んでAI実装を支援するために誕生しました。

これらの背景が複合的に絡み合い、地域の人手不足という社会課題、国の政策動向、そしてエクサウィザーズグループの成長戦略という三つの視点から、エクサフォワード九州の設立が決定されたのです。

エクサフォワード九州が挑む、AIエージェント社会実装の新たなカタチ!

エクサフォワード九州は、具体的にどのような事業を展開していくのでしょうか?その核となるのは、米国の先進AI企業で実践されつつある「Forward Deployed Engineer(FDE)」を中核とする事業モデルです。

FDEとは、業務に関する深い知見とAI技術に関する専門知識を併せ持つエンジニアのこと。彼らが顧客企業の業務現場に常駐することで、現場で得られる具体的な課題に基づき、AIエージェント技術や業界特化型のアプリケーションの研究開発、そして社会実装までを一貫して推進します。これは、単にAIツールを導入するだけでなく、AIを前提とした業務プロセスそのものの再設計を目指す、まさに「AI Transformation(AX)」を実現するためのアプローチと言えるでしょう。

1. 常駐型AI実装サービス

エクサフォワード九州の目玉となるのが、この常駐型AI実装サービスです。FDEやAIコンサルタントが顧客企業の業務現場に文字通り「常駐」します。これにより、現場でしか見つけられない業務固有の課題を深く理解し、それに対応するAIエージェントや業務アプリケーションの設計・開発・実装を、顧客企業と共に進めていくのです。

このサービスは、短期的な受託開発で終わりではありません。数カ月から年単位の長期にわたり、顧客企業と伴走しながら、現場での課題発見、技術検証、そしてソフトウェア開発を継続的に支援します。これにより、現場における課題解決を着実に進めるとともに、顧客企業の技術者への技術移転も積極的に行い、将来的な内製化の進展にも貢献します。

さらに、顧客現場で得られた貴重な実装知見をもとに、業界横断的に活用できるAIエージェント基盤ソフトウェアの研究開発も並行して推進します。これには、AIエージェントの業務組み込みを容易にする共通コンポーネント、既存の業務システムとの連携を実現するデータ連携ソフトウェア、そしてAIエージェントの安定した運用を支える監視・管理ソフトウェアなどが含まれます。これにより、より多くの企業がAIエージェントを導入しやすくなる基盤を築いていく考えです。

2. 成果報酬型サービス

エクサフォワード九州は、AI Transformation(AX)によって生み出された効果に応じて報酬をいただく「成果報酬型サービス」についても検討を進めています。例えば、AI導入によって売上が向上したり、コストが削減されたりした場合、その成果の一部を報酬としていただくというモデルです。

このサービスモデルは、顧客企業にとってAI導入のリスクを低減し、より積極的にAI活用を進めるインセンティブとなります。さらに、地銀系ファンドなどとの連携も視野に入れ、その投資先である地域企業にAXを提供することで、企業価値の向上と地域経済の活性化を同時に目指すという、地域に根ざした事業モデルの構築も考えているようです。

九州・西日本のAI人材を育成する拠点に!

これらの事業を力強く推進していくためには、優秀な人材の確保が不可欠です。エクサフォワード九州は、福岡を拠点として、九州・西日本の先端AI技術人材の採用・育成を積極的に進めていきます。具体的には、地域の大学や高等専門学校などとの連携を強化したり、首都圏に集中しがちなAI技術人材のUIJターン(Uターン、Iターン、Jターン)の受け皿となったりすることで、地理的な偏在を是正し、地域全体のAI技術レベルの向上に貢献していきます。

代表取締役 小山 貴大氏の熱いコメント!

新会社の代表取締役を務める小山 貴大氏は、今回の設立にあたり、次のようにコメントしています。

「AIエージェント時代において、企業が真にAIを業務に活かすためには、ツールの導入にとどまらず、業務プロセスそのものをAI前提に再設計していく取り組みが不可欠です。これを実現するには、現場の業務に深く入り込み、企業と長期的に伴走する専門人材が必要です。そうした人材が集まる拠点を地方に築いていくことが、これからの地域企業のAI活用を後押しする鍵になると考えています。」

小山氏は、エクサフォワード九州がFDEを介して顧客現場に常駐し、業務課題に応じたAIエージェントや業務アプリケーションを共に開発する事業モデルに挑むことの意義を強調しています。そして、福岡を「九州AIエコシステム」のハブとして、AI技術と人材が集積する拠点に育て上げ、九州発のAIサービス企業のロールモデルとなることで、地域が抱える人手不足という社会課題の解決と地域経済の活性化に貢献していくという、力強い決意を表明しています。

エクサフォワード九州とエクサウィザーズの概要

株式会社エクサフォワード九州の概要

  • 会社名: 株式会社エクサフォワード九州

  • 所在地: 福岡県福岡市内

  • 設立日: 2026年8月(予定)

  • 事業開始日: 2026年11月(予定)

  • 代表者: 代表取締役 小山 貴大

  • 事業内容: 常駐型AI実装サービス、および同サービスを通じて得られる知見に基づくAIエージェント技術・業務アプリケーション・ソフトウェアの研究開発

株式会社エクサウィザーズの概要

  • 会社名: 株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)

  • 所在地: 東京都港区芝浦4丁目2-8 住友不動産三田ファーストビル5階

  • 設立: 2016年2月

  • 代表者: 代表取締役社長CEO 春田 真

  • 事業内容: AIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決

  • URL: https://exawizards.com/

エクサフォワード九州の設立は、九州・西日本地域におけるAI活用の新たな時代を切り拓く一歩となるでしょう。地域の人手不足解消や経済活性化への貢献に期待が高まりますね!