「Burst」ってどんなサービス?

「Burst」は、共有Geyser gRPCストリームの中でも最上位に位置する、まさに「最速」を追求したラインです。既存のFrankfurt gRPCと比較しても、イベントの「first-arrival(最初に到達する)」性能において、その優位性は実測値でしっかり示されています。

その速さの秘密は、「Powered by Raw Shreds」という独自の構成にあります。通常のバリデーターGeyserプラグインに頼るのではなく、生成されたばかりの生Shredsから直接ストリームを再構成することで、データ配信の初期段階から圧倒的な速さを実現しています。Frankfurtでの計測では、既存のStandard/Premiumエンドポイントに比べて約400~500msも速い到達を記録したとのこと。これは、リアルタイム性が命となるSolanaアプリケーションにとって、非常に大きなアドバンテージとなります。

主な特徴は以下の通りです。

  • Powered by Raw Shredsによる圧倒的な速度

  • Burst Mode

  • 最大50本のストリーム接続

  • 1 IPホワイトリスト対応

  • フィルター制限なし

  • 接続元に近いリージョンのエッジ利用

  • Yellowstone完全対応

これらの特徴は、今回追加されたアムステルダムとニューヨークのリージョンでも、Frankfurtと同じ設計、同じグレードで提供されます。つまり、どこで利用しても「Burst」の最高のパフォーマンスを期待できるというわけですね。

なぜアムステルダムとニューヨークが追加されたの?

Frankfurtでの「Burst」提供開始以来、ERPCには「自分のリージョンでも使いたい!」という声が多数寄せられていたそうです。ERPCは、ユーザーの声に耳を傾け、特に要望の多かった地域から順次展開を進めることを約束していました。

その中でも、アムステルダムとニューヨークは特に強い要望があったリージョンです。アムステルダムはヨーロッパのお客様にとってFrankfurtと並ぶ重要な接続先であり、ニューヨークは北米のお客様にとって欠かせない接続先。どちらも明確な実需があったため、今回まとめて提供が開始されました。ERPCは今後も、利用者の声をもとにリージョン展開を進めていくそうなので、もし優先してほしいリージョンがあれば、Validators DAO公式Discordで伝えてみましょう。

最寄りエッジが増えることのメリット

「Burst」は、接続元に近いリージョンのエッジを利用する設計になっています。今回アムステルダムとニューヨークが加わったことで、これまでFrankfurt経由で「Burst」を利用していたお客様も、接続元により近いエッジを選択できるようになりました。物理的な距離が縮まることで、到達の安定性がさらに向上する可能性があります。

どれくらいの差が出るかは、お客様自身の接続元から計測するのが一番確実です。ERPCでは、オープンソースのベンチマークツールも公開されており、slv check geyserbench --kind grpcでfirst-arrivalの比較を、slv check grpcで個別エンドポイントの疎通・遅延確認を行うことができます。これなら、ご自身の環境で実際にパフォーマンスを確かめられますね。

Solana Geyser gRPCの速度比較に関する詳細はこちらで確認できます。
Solana Geyser gRPC 速度比較ドキュメント

なぜ「first-arrival」がそんなに重要なのか?

Solana上でリアルタイム性が求められるアプリケーション、例えばオンチェーンイベントの検知、取引判断、アラート配信、監視システム、マーケットメイキング、アービトラージ、各種自動化アプリケーションなどでは、平均レイテンシが低いだけでは不十分な場合があります。どちらのストリームが先に届くか、つまり「first-arrival」の性能が、処理開始のタイミングを直接左右するからです。

P95やP99といったテール領域(遅延が大きくなる上位側のケース)では、特に判断や実行のタイミングに大きな差が出やすくなります。「Burst」は、単に平均値を少し改善するだけでなく、first-arrivalの安定性を高め、遅延が発生した際の差分も小さく抑えることを目指しています。接続元の近くにエッジがあることは、このfirst-arrivalの安定性を支える重要な要素の一つと言えるでしょう。

1時間から試せる!Crypto Payにも対応

「Burst」は、時間課金プランを利用すれば1時間単位からお試しが可能です。これにより、リスクを抑えながら実際に自分のボットやアプリで到達差を計測し、その数値を検証した上で、月額・年額プランへの移行を判断できます。アムステルダムとニューヨークが加わったことで、これらのリージョンに近いお客様も、より近いエッジを対象に同様の検証を行えるようになりました。

ERPCは、ERPCクレジットの購入や各種プランの支払いにCrypto Payも提供しています。SOL、USDC、EURCといった暗号資産で支払いが可能で、時間課金プランにも対応しています。Solana上で開発・運用を行うチームにとって、インフラ利用料を既存のウォレットベースの資金管理フローに近い形で扱えるのは、検証開始までの手間を減らす実用的な改善点と言えるでしょう。

ERPCダッシュボードはこちらからアクセスできます。
ERPC ダッシュボード

Solana特化インフラをワンストップで

ERPCは、「Burst」のような高速Geyser gRPCだけでなく、Solana RPC、WebSocket、Solana Shredstream、Direct UDP Stream(Raw Shreds)、VPS、ベアメタルサーバー、専有RPC、SWQoS、Pyth対応Price API、Jet Analytics & Indexed RPCなど、Solanaに特化した幅広いインフラサービスを同一プラットフォーム上で提供しています。これにより、Solana開発に必要なあらゆるインフラをERPCでまとめて利用できるため、管理の手間を大幅に削減できます。

ERPCダッシュボードは16言語に対応しており、プラン選択、リージョン選択、在庫確認、カート追加、クレジットチャージ、決済、APIキーやエンドポイントの確認、利用状況の確認、サポートチケット作成まで、すべて同じ画面からスムーズに行えます。

ELSOUL LABOの継続的な研究開発が支える品質

ERPCの高品質なサービスは、ELSOUL LABO B.V.が推進するSolana特化インフラの研究開発に支えられています。ELSOUL LABOは、オランダ政府の研究開発支援制度WBSOにおいて、2022年以降5年連続で承認を受けているとのこと。Solana RPCインフラ、バリデーター運用、リアルタイムデータ配信、AIエージェントによる運用・開発支援に関する研究開発を継続しており、その成果はERPCをはじめとする様々なサービスに反映されています。

今回の「Burst」のリージョン拡大も、単発の対応ではなく、こうした継続的な研究開発と、利用者の声に基づいた改善の延長線上にある成果と言えるでしょう。ERPCは今後も、Solanaリアルタイムストリームの速度と到達安定性を高める改善を続けながら、ユーザーの声をもとにリージョン展開を進めていく方針です。

利用・相談はこちらから

「Burst」プランの利用、アムステルダムやニューヨークを含むリージョン選択、1時間からの時間課金トライアル、既存構成からの移行設計、ベンチマークに関する問い合わせなどは、Validators DAO公式Discordでサポートチケットを作成して相談できます。

ERPC公式サイトや関連リンクもぜひチェックしてみてくださいね。

日頃よりERPCを利用している皆様に、心より感謝申し上げます。今後もERPCの進化に注目していきましょう!