生成AI、もう手放せない?日常的な利用者が着実に増加中!

今回の調査対象は、「生成AIを使った検索を日常的に行っている(週に数回程度以上)」と回答した10代~60代の男女500名です。

「日常的に生成AIを使ってる人って、どのくらいいるんだろう?」

そう思った方もいるかもしれませんね。調査によると、日常的に生成AIで調べものをしているユーザーは、全体の26.8%という結果でした。昨年(2025年)の調査と比較すると9.7ポイント増加しており、生成AIが着実に私たちの生活に浸透していることがわかります。

生成AIの利用状況

まだまだ3割未満ではありますが、この伸びを見ると、きっとこれからも利用者は増えていくことでしょう。特に「常に使っている(ほぼ毎日)」と回答した人が2025年の5.8%から2026年には10.8%と倍近くに増えているのは、AIが私たちの生活に深く根付き始めている証拠かもしれません。

驚き!AIきっかけの「購買」や「行き先決定」が半数超えに!

さて、いよいよ本題です。「生成AIとの対話をきっかけに、商品やサービスの購入や行き先を決定したことがありますか?」という質問に対して、ユーザーはどんな答えを出したのでしょうか。

結果はなんと、「商品の購入」を決定したことがある人が54.1%、「行き先(旅行先、レストランなど)」を決定したことがある人が50.4%と、どちらも半数を超えていることが判明しました!

AIきっかけの購買・行き先決定

これってすごいことですよね!1年前の調査(2025年)と比較しても、「商品の購入」は11.4ポイント増、「行き先の決定」は7.1ポイント増と、着実にAIが私たちの購買意思決定に影響力を増していることがわかります。

昨年比較データ

「モノを買う」ことだけでなく、「どこかへ行く」という体験(コト消費)においても、生成AIが幅広く活用されているのは、AIの提案能力が向上し、ユーザーがより信頼を置くようになったからかもしれませんね。

AIを通じて、どんな商品やサービスが買われているの?

次に、「生成AIとの対話を通じて購入したことがある商品・サービス」について見ていきましょう。複数回答で尋ねた結果、上位にはこんなものが並びました。

  • パソコン・スマートフォン・周辺機器(40.9%)

  • 衣類・アパレル(ファッション小物含む)(36.0%)

  • 食品・飲料(サプリメント含む)(34.9%)

AIで購入された商品・サービス

「パソコンやスマホって、スペックとか種類が多くて選ぶのが大変だから、AIに相談する人が多いのも納得!」って感じですね。アパレルや食品・飲料も上位に来ているのは、AIが個人の好みや条件に合わせて提案してくれるからかもしれません。

さらに、「化粧品・スキンケア・ヘアケア」(30.7%)や「家電」(25.4%)、さらには「金融商品(クレジットカード・証券など)」(20.8%)といった、比較検討に多くの情報や条件整理が必要なカテゴリでも、2割以上のユーザーがAIを通じて購買に至っているとのこと。これは、AIが複雑な情報を整理し、ユーザーにとって最適な選択肢を提示する能力に長けていることを示唆しています。

行き先決定でもAIが大活躍!特に「飲食店」が人気!

商品だけでなく、「行き先」の決定にもAIは貢献しています。「生成AIとの対話を通じて決定したことがある行き先」では、以下のカテゴリが上位にランクインしました。

  • 飲食店(レストラン・カフェ・居酒屋など)(66.7%)

  • 旅行・宿泊先(46.8%)

AIで決定された行き先

特に「飲食店」は、商品購入も含めた全カテゴリの中で最も高い割合を占めています。昨年(2025年)の調査から9.8ポイントも増加しているんです。お店の場所、ジャンル、予算、雰囲気、評判など、たくさんの条件をAIに伝えて、ぴったりの候補を見つけてもらう。そんな使い方が私たちの間で定着してきているのかもしれませんね。

「今日は美味しいパスタが食べたいけど、会社の近くで、予算3000円くらいで、個室があるお店ないかな?」

こんな具体的な要望にも、AIはサッと応えてくれるから便利ですよね!旅行先選びでも、宿のタイプやアクティビティ、予算など、複雑な条件を整理するのにAIはきっと役立ってくれるでしょう。

AIの提案、鵜呑みにはしない!約9割が「Google検索」で追加検証

AIが購買意思決定に大きな影響を与えていることがわかりましたが、ユーザーはAIの提案をそのまま受け入れているのでしょうか?

「生成AIが提案・推奨した商品やサービスについて、生成AI以外で何を用いて情報収集や確認・比較を行いましたか?」という質問に対する答えは、実に興味深いものでした。

なんと、87.4%ものユーザーが「Googleなどの検索エンジン」を利用して追加検証を行っていると回答したのです!

AI以外での情報収集

次いで、「Amazonなどのモール型EC」(34.4%)や「InstagramなどのSNS」(34.1%)も多く利用されています。一方で、「生成AI以外では情報を検証していない」と回答した人はわずか2.7%に留まりました。

この結果は、昨年の調査と大きく変わっておらず、多くのユーザーが生成AIを「比較検討の入り口」として活用しつつも、最終的な意思決定の前に、検索エンジンやECサイト、SNSなどで「裏取り」や「答え合わせ」をしていることがわかります。AIは賢いけど、やっぱり最後は自分の目で確認したい!という気持ちの表れかもしれませんね。

リアルな対話例から見る、AIとユーザーの購買ジャーニー

今回の調査では、「生成AIとどのような対話を通して商品・サービスの購入、または行き先の決定に至ったか」という、具体的な対話例も集められています。いくつか見てみましょう!

【金融商品(クレジットカード・証券など)】

「金融商品の選定にあたり、気になる分野、配当性向を指定し、業績が良く、減配しにくい銘柄をさらに抽出、3銘柄まで絞った後、Google検索や証券会社のページで情報の正誤を確認し、気に入ったら購入している」(30代男性)

金融商品のように専門知識が必要で、リスクも伴う分野では、AIが効率的に候補を絞り込む手助けをしているようです。しかし、最終的な確認は信頼できる情報源で行うという、慎重な姿勢がうかがえます。

【衣類・アパレル(ファッション小物含む)】

「以前使っていたスーツケースが重くて旅行の負担になっていたため、AIに『軽量で耐久性が高く、口コミ評価の良いスーツケースを予算2万円以内で探してほしい』と入力し、AIが提示した候補の中から素材や重量を比較しつつ対話で絞り込み、最終的におすすめされたモデルをオンラインで購入した経験が印象に残っています。」(10代男性)

具体的な悩みと条件をAIに伝えることで、最適な商品を効率よく見つけ出すことができます。重さや耐久性、予算といった複数の要素をAIが瞬時に比較してくれるのは、時間がない現代人にとっては非常にありがたいですよね。

【家電】

「くせ毛で悩んでいる、良いヘアーアイロンがあれば教えてほしいとAIに入力。AIに提案してもらったなかから比較して絞り込み、近くの量販店に行き購入した。」(50代男性)

家電選びでも、自分の悩みをAIに相談することで、最適な解決策としての製品を提案してもらえます。オンラインで情報収集し、最終的には実店舗で確認して購入するという、オンラインとオフラインを組み合わせた賢い購買行動が見て取れます。

【パソコン・スマートフォン・周辺機器】

「ほしい商品を提示した後スペックとだいたいの価格を入力して提案されたものを価格ドットコムやECサイトの口コミ情報を調べてオンラインで購入した」(50代男性)

こちらも家電と同様に、AIで大まかな候補を絞り込み、その後は専門の比較サイトやECサイトの口コミで詳細を詰めるという流れですね。AIはあくまで「入口」であり、最終的な判断材料は他の情報源から得ていることがわかります。

【飲食店(レストラン・カフェ・居酒屋など)】

「旅行に行った時の飲食店を決める際、日付と行く人数、属性などを入力して、条件に合うお店を出してもらった。」(20代女性)

旅行先での飲食店選びは、特にAIが活躍する場面です。土地勘がない場所で、限られた時間の中で最適な選択をするには、AIの網羅的な情報整理能力が非常に役立ちます。人数や属性(家族連れ、カップルなど)といった細かい条件も考慮してくれるのは、AIならではの強みですね。

【病院・クリニック】

「頻脈の症状があるが、どこも病院に行っても原因不明だったが、ChatGPTに相談したところある病気の可能性が出てきて、症状がかなり一致した。その病気に詳しいクリニックをChatGPTで調べて予約し無事原因がわかった」(30代女性)

これは非常に興味深い例ですね。医療というデリケートな分野でも、AIが情報整理や候補探しに貢献していることがわかります。もちろん、AIの診断を鵜呑みにすることはできませんが、適切な専門医を見つけるための「きっかけ」としては非常に有効活用できることが示されています。

AI時代の新しい購買行動と企業が考えるべきこと

今回の調査結果をまとめてみると、生成AIは私たちの購買意思決定に深く浸透しつつあることが明らかになりました。AIが単なる情報収集ツールではなく、「この商品いいかも?」「ここに行ってみようかな!」という購買のきっかけを作る存在になっているんですね。

しかし、同時にユーザーはとても賢く、AIの提案を最終的な答えとはせず、約9割がGoogle検索やECサイト、SNSなどで「本当に大丈夫かな?」「もっと良い情報はないかな?」と追加検証を行っています。

つまり、今は「生成AIで候補を見つけ、検索エンジンやSNS、ECサイトなどを行き来しながら裏取り・比較検討を行い、意思決定する」という、新しい情報収集・購買行動が形成され始めている段階にある、と言えそうです。

この新しい流れの中で、企業はどんなことを考えていくべきでしょうか?

  1. 生成AIに「どう認識されるか」が超重要!

    • AIが私たちの購買行動の「入り口」になっているからこそ、自社のブランドや商品・サービスがAIに適切に認識され、比較検討の候補として言及されるような対策が不可欠です。
    • AI以外のチャネルも引き続き重要!

    • ユーザーはAIの提案を最終確認するために、検索エンジンやECサイト、SNSを訪れます。これらのチャネルで、ユーザーが安心して比較検討・意思決定できるような情報設計や導線作りが、これまで以上に重要になってくるでしょう。

監修者の出田 晴之氏(株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ AIマーケティング本部 本部長)も、「AI時代の情報発信においては、生成AIに適切に認識・参照されるための対策だけでなく、検索エンジンやSNS、ECサイトなどを通じて訪れたユーザーが、安心して比較検討・意思決定できる情報設計や導線作りも、これまで以上に重要になっている」とコメントしています。

さらに未来には、生成AIとの対話だけで商品の比較検討から購入、予約までがスムーズに完結する「エージェンティックコマース」が普及していく可能性も考えられます。企業にとっては、「AIが自社ブランドをどう語るか」が、ますますビジネスの成否を左右する時代が来るのかもしれませんね。

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズの取り組み

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズでは、このようなAI時代の購買行動を捉えるために、新たなカスタマージャーニーフレームワーク「PRCA(プルカ)」を提唱しています。

この「PRCA」について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧くださいね。

また、PLAN-Bマーケティングパートナーズは、企業のコンテンツが生成AIにどのように認識・引用されているかを把握し、AI時代に最適なマーケティング戦略をサポートする「生成AI検索対策サービス」も提供しています。

AI経由の流入への影響度を可視化したり、競合との比較データをもとに施策を提案したりしてくれるそうですよ。気になる方は、ぜひ以下のページから問い合わせてみてくださいね。

監修者紹介

出田 晴之氏

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ AIマーケティング本部 本部長 出田 晴之

2018年に株式会社PLAN-Bに入社され、SEO部門の責任者を務められました。2026年からはAIマーケティング本部長として、LLMOを軸とした企業のマーケティング支援や事業戦略設計に携わっています。生成AIおよびAI時代のマーケティングに関する研究と実務経験を活かし、セミナー登壇や執筆など幅広く活躍されています。

株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズについて

PLAN-B Marketing Partners ロゴ

PLAN-Bグループは、19年にわたり培ってきたSEO支援の実績とノウハウを強みに、SEOコンサルティングサービスやLLMOコンサルティングサービスを提供しています。Google Premier PartnerおよびYahoo! JAPANセールスパートナーとしてWeb広告運用代行サービスも展開し、デジタルマーケティング全般を一括で支援することで、企業の売上拡大に貢献しています。

【会社概要】

  • 会社名 :株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ

  • 事業内容 :デジタルマーケティング事業

  • 大阪本社 :大阪市西区新町1-28-3 四ツ橋グランスクエア 6階

  • 東京本社 :東京都品川区東五反田2-5-9 CIRCLES with 島津山 3階

  • 代表者 :代表取締役 藤野 真弥

  • 設立 :2023年8月1日

  • PLAN-BグループHP

まとめ

今回の調査で、生成AIが私たちの買い物や行動選択に、もはや無視できないほど大きな影響を与えていることがわかりました。AIを上手に活用して、より賢く、より効率的に情報収集や意思決定を行うユーザーが増えているんですね。

同時に、AIの情報を鵜呑みにせず、他の情報源で確認する「賢いユーザー」の存在も浮き彫りになりました。これは、私たち消費者にとって、AIを使いこなしつつも、情報の真偽を見極めるリテラシーがますます重要になっていることを教えてくれます。

企業にとっては、AIにどう認識されるか、そしてAI以外のチャネルでどう信頼を築くか。この両面からのアプローチが、これからのデジタルマーケティングの鍵となるでしょう。AIが進化するにつれて、私たちの購買行動も進化していく。そんなワクワクする未来が、もうすぐそこまで来ているのかもしれませんね!

<調査結果の引用・転載時のお願い>

本記事の調査結果や画像を引用する場合は、「株式会社PLAN-Bマーケティングパートナーズ」の名前を明記のうえ、引用元として以下のリンク設置をお願いいたします。

※本調査は、昨年実施した「生成AIとの対話による購買行動調査 2025」の継続調査として実施されたものです。昨年度の調査も以下よりご覧いただけます。