『TRIBUS』ってどんなプログラム?

『TRIBUS』は、リコーが2019年から実施している統合型アクセラレータープログラムです。社内外のイノベーターを募り、リコーグループが持つ豊富なリソースを活用しながら、新たな価値創造を目指すというもの。単に既存の事業領域にとどまらず、ワークプレイスやイメージングの分野からさらに広げて、社会の幅広い課題解決に貢献しようとしているのが特徴です。まさに「オープンイノベーション」を体現するプログラムと言えるでしょう。

オープンイノベーションって何だろう?

ここで少し、オープンイノベーションについておさらいしておきましょう。これは、2003年にアメリカのヘンリー W. チェスブロウ氏が提唱した考え方で、「企業内部の資源だけでなく、外部の技術やアイデアを積極的に取り入れて、革新的な新しい価値を生み出そう!」というイノベーションの手法なんです。社内だけで全てを解決しようとするのではなく、社外のスタートアップや研究機関などと協力することで、よりスピーディーに、そして独創的なアイデアが生まれる可能性を秘めています。

『TRIBUS 2026』の募集テーマに注目!

さて、今年の『TRIBUS 2026』では、どのようなアイデアが求められているのでしょうか。大きく分けて、リコーグループ内の事業部門から提示された7つの「特定テーマ」と、リコーが取り組む社会課題に資するスタートアップを広く募集する「自由テーマ」の二本立てとなっています。

特に注目したいのは「自由テーマ」!これまでのプログラムでは、スタートアップがリコーのアセット(資産や強み)をどう活用したいか、という視点が中心でしたが、今回は「リコーが取り組む社会課題」を起点にアイデアを募る形に進化しています。これにより、関連するリコーグループの事業部との戦略的なマッチングがさらに強化され、採択されたスタートアップは、具体的な社会課題解決に向けた共創が期待できるでしょう。

特定テーマはこちら!

リコーグループの具体的な事業領域と連携したテーマが7つ設定されています。皆さんのアイデアが、これらのテーマとどのように結びつくか、想像力を膨らませてみてください!

  1. ドキュメントを起点に業務を動かす新たなサービス共創

    • オフィス業務の効率化やペーパーレス化、情報共有の新しい形など、ドキュメントが持つ可能性を広げるアイデアが求められています。
    • 3Dデジタルツインで施設点検・保全プロセス変革ソリューション

    • 工場やビルなどの大規模施設の点検やメンテナンスを、3Dデジタルツイン技術を使ってより安全に、効率的に変革するソリューションが期待されています。

    • 人的資本経営の実現に向けた人材育成プロセス支援サービス

    • 企業が従業員の能力を最大限に引き出し、成長を支援するための、新しい人材育成サービスやツールのアイデアが募集されています。多様な働き方が広がる中で、非常に重要なテーマですね。

    • AI-Readyデータで人と現場を繋ぐ事業の共創パートナー募集

    • AIを活用しやすいデータ(AI-Readyデータ)を通じて、現場で働く人々とAI技術を効果的に結びつけ、業務改善や新しい価値創造に繋がる事業パートナーが求められています。

    • IWBで新たな業務価値を生み出す大画面タッチアプリ

    • IWB(インタラクティブホワイトボード)の可能性を広げる、革新的な大画面タッチアプリのアイデア。会議や教育、クリエイティブな現場で、どのような新しい体験を提供できるでしょうか。

    • ショート動画を活用した次世代マーケティング基盤の共創

    • TikTokなどのショート動画が主流となる現代において、効果的なマーケティング戦略を構築するための次世代プラットフォームやツールの共創が期待されています。

    • 介護の「気づき」を医療へつなぐ協働型ヘルステック

    • 高齢化社会が進む中で、介護現場での小さな「気づき」を医療現場へとスムーズに連携させ、より質の高いケアを実現するためのヘルステックソリューションが求められています。

自由テーマで社会課題にチャレンジ!

自由テーマは、リコーが取り組むサステナビリティ課題に焦点を当てています。SDGs(持続可能な開発目標)の精神にも通じる、広範な社会課題の解決を目指すアイデアが対象です。

SDGs(持続可能な開発目標)の公式ロゴマーク。17色のカラフルな円形アイコンが特徴的。

  1. Prosperity(持続可能な経済)

    • 「“はたらく”の変革」:リモートワークや柔軟な働き方、生産性向上など、未来の働き方をデザインするアイデア。

    • 「安心安全なデジタル社会の実現」:サイバーセキュリティやデータプライバシー保護など、デジタル化が進む社会における安心・安全を確保するソリューション。

    • 「公正な企業活動」:サプライチェーンの透明性確保や倫理的なビジネス慣行など、持続可能で公正な企業活動を促進するアイデア。

    SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」のアイコン。オレンジ色の背景に、インフラを象徴する立方体の図形が描かれている。

  2. People(持続可能な社会)

    • 「多様な人材の活躍」:ジェンダー平等、障がい者支援、多文化共生など、誰もが活躍できる社会を実現するためのアイデア。

    • 「コミュニティとの共生」:地域活性化、高齢者支援、災害に強いまちづくりなど、持続可能なコミュニティを育むためのソリューション。

  3. Planet(持続可能な地球環境)

    • 「脱炭素・循環型社会の実現」:再生可能エネルギー、省エネ技術、リサイクル促進、廃棄物削減など、地球環境を守るための革新的なアイデア。

    SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」のアイコン。青い背景に白い数字の「17」と、複数の輪が重なり合ったシンボルマークが描かれている。

これらのテーマは、まさに現代社会が直面している大きな課題ばかり。リコーは、皆さんのアイデアとリコーグループのアセットを掛け合わせることで、これらの社会課題を解決し、より良い未来を築いていこうとしています。すごいことですよね!

リコーグループが提供する強力なアセット

リコーのアクセラレータープログラムの魅力は、何と言ってもリコーグループが持つ多様なアセットを活用できる点にあります。具体的なアセットとしては、以下のようなものが考えられます。

  • 技術力と研究開発リソース: 長年にわたるプリンティング技術や光学技術、最近ではAIやIoTといったデジタル技術の研究開発力。

  • グローバルな販売チャネルと顧客基盤: 世界中のオフィスや企業に展開する販売ネットワークと、長年培ってきた顧客との信頼関係。

  • 製造技術とサプライチェーン: 高品質な製品を生産するための製造ノウハウや、安定したサプライチェーン。

  • ブランド力と信頼性: 世界中で認知されているリコーブランドの信頼性。

  • 専門知識を持つ人材: 各分野のプロフェッショナルによるメンターシップや技術サポート。

これらのアセットを活用することで、スタートアップ企業は、アイデアの具現化や事業成長を強力に加速させることができるでしょう。リコー側も、外部の新しい視点や技術を取り入れることで、自社のイノベーションをさらに推進できる、まさにWin-Winの関係が期待されます。

気になるスケジュールをチェック!

『TRIBUS 2026』は、これから約半年間にわたるプログラムです。応募から成果発表まで、どのような流れで進むのか、詳細なスケジュールを確認しておきましょう。

  • 2026年6月8日(月):募集開始

    • 本記事が公開されたまさにこの日から、あなたのアイデアを募集しています!
  • 6月16日(火):説明会開催

    • プログラムの詳細や応募方法、リコーのアセットについて直接聞けるチャンスです。会場はUvance Innovation Studio(川崎)で、ハイブリッド開催なので遠方の方も参加しやすいですね。

    • 説明会への参加申込はこちらからどうぞ:https://peatix.com/event/5013925

  • 6月22日(月)13:00:早期締切

    • 早期に応募すると、プログラム事務局との面談の機会が得られるかもしれません。面談後に再応募も可能なので、早めに動くのがおすすめです!
  • 7月13日(月)13:00:最終応募締切

    • この日までに、あなたの熱いアイデアを応募しましょう!
  • 7月下旬:書類選考結果通知

    • 一次選考の結果が通知されます。
  • 8月3日(月)~8月28日(金):共創ディスカッション面談選考

    • 書類選考を通過したアイデアは、リコーの担当者と具体的な共創の可能性について深く話し合う面談が行われます。
  • 9月上旬:面談選考結果通知

    • 最終的な選考結果が通知されます。
  • 9月上旬:共創アイデアブラッシュアップ

    • 採択されたアイデアは、リコーの専門家と共にさらに磨き上げられます。
  • 10月5日(月):統合ピッチ(最終選考)

    • いよいよ最終ピッチ!ここでプレゼンテーションを行い、事業化に向けた最終的な評価を受けます。
  • 10月~2027年2月頃:アクセラレータープログラム期間

    • 採択されたアイデアは、この期間にリコーのアセットを活用しながら、事業の具現化と成長を目指します。
  • 2027年2月9日(火):Investors Day(成果発表会)

    • プログラムの成果を投資家や関係者の前で発表します。ここでの発表が、今後の事業展開を大きく左右するかもしれませんね!

※スケジュールや内容が一部変更になる可能性もありますので、最新の情報は募集サイトで確認してくださいね。

AUBAとeiiconが全力サポート!

今回の『TRIBUS 2026』も、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiiconが強力にサポートしています。専用Webサイトの設置やPR支援など、プログラムを成功に導くための多角的な支援が行われます。

eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を通じて、累計登録社数39,000社を超える企業とスタートアップの出会いを創出してきました。事業創出から非連続な成長、事業存続までをワンストップで支援する仕組みを提供しており、オープンイノベーションの分野ではISO 56001認証も取得している信頼できるパートナーです。

eiiconが展開するその他のサービスもチェック!

eiiconは、AUBA以外にも、オープンイノベーションを加速させるための様々なサービスを提供しています。

  • 国際共創(海外企業×日本企業)を支援・加速させる海外企業向け共創プラットフォーム「AUBA for Global」

    • 日本企業との共創を目指す海外企業・団体をサポートし、国境を越えたイノベーションを促進しています。
  • 完全伴走支援サービス「AUBA Enterprise」

    • 新規事業やオープンイノベーションプロジェクトに対して、経験豊富なコンサルタントがフルカスタマイズで支援。事業戦略からパートナー探索、チームアップまで、企業の事業フェーズに合わせたサポートを提供しています。
  • 事業を活性化するメディア「TOMORUBA」

    • 事業を創るビジネスパーソンのための情報メディア。全国各地のスタートアップ、中小企業、大手企業、地方自治体、大学まで、幅広い分野の資金調達や共同研究、事業創出ノウハウなどの情報を発信しています。

    • https://tomoruba.eiicon.net/

eiiconは、その取り組みが認められ、2022年には「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を、2023年には「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞するなど、数々の実績を残しています。オープンイノベーションのプロフェッショナル集団と言えるでしょう。

まとめ:あなたのアイデアが未来を創る!

リコーの『TRIBUS 2026』は、スタートアップ企業や起業家にとって、自らのアイデアを社会実装し、大きく成長させる絶好の機会です。リコーグループの持つ強力なアセットと、eiiconが培ってきたオープンイノベーション支援のノウハウが、あなたの挑戦を力強く後押ししてくれるでしょう。

「こんなアイデア、リコーなら実現できるかも?」「社会課題を解決したい!」そんな情熱を持つ方は、ぜひこのチャンスを逃さずに、応募を検討してみてください。あなたのアイデアが、きっと未来の新しいビジネスや社会の変革につながるはずです。

詳細はこちらの募集ページから確認できますよ!

さあ、あなたのアイデアで、未来を「正解」に変える一歩を踏み出しましょう!

株式会社リコー 概要

  • 本社所在地:東京都大田区中馬込1-3-6

  • 代表者:代表取締役 社長執行役員 大山 晃

  • 主な事業内容:デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズなど多岐にわたる

  • 公式サイト:https://jp.ricoh.com/

株式会社eiicon 会社概要