手芸店の隠れた名品「お抹茶ほろり」がSNSで大バズり!

手芸用品のオンラインショップ「手作り工房MYmama(エムワイママ)」で、ちょっと面白い出来事が起きています。なんと、手芸用品ではなく「飴」が、短期間で驚くほどの売上を記録したのです。

株式会社MY mamaが取り扱う「お抹茶ほろり」という飴が、2026年5月23日から6月2日までの11日間で、累計4,425個を販売。これは、手芸用品がメインのオンラインショップとしては異例の、手芸用品を超える販売個数でした。

この驚きのヒットのきっかけは、2026年5月23日にSNS「Threads」に投稿された、ある個人の方の投稿でした。「出所不明の絶品の飴を取り寄せたい、どこのお店の飴か知りたい」という内容が瞬く間に拡散され、現在までに2.2万人以上から「いいね」を集める大きな反響を呼びました。MY mamaでは以前からこの「お抹茶ほろり」を販売しており、リピーターを中心にじわじわと人気を集めていた商品でしたが、この投稿を境に注文が殺到。同日だけで50個以上の注文が入り、一時完売となるほどの勢いを見せました。

お抹茶ほろりパッケージ

話題の「お抹茶ほろり」ってどんな飴?

SNSで話題沸騰となった「お抹茶ほろり」は、愛知県名古屋市に本社を置く日進製菓株式会社が製造しています。この飴の最大の魅力は、西尾市産100%の抹茶粉末を贅沢に使用している点です。口の中で舐め進めると、中から抹茶がほろりと広がり、抹茶本来の深い風味を存分に楽しめる一粒として多くのファンを魅了しています。

溶け出す抹茶のイメージ

「西尾の抹茶」は、全国有数の抹茶生産量を誇る愛知県西尾市が誇る地域ブランドで、抹茶において全国で初めて特許庁に認定されています。味、香り、色、その全てに優れた西尾の抹茶をふんだんに使っているからこそ、「お抹茶ほろり」はこれほどの人気を集めているのでしょう。

西尾の抹茶ブランド説明

さらに、この飴は無着色・無香料。安易な香料による味付けは一切行わず、抹茶の風味をそのまま閉じ込めることで、素材本来の味わいを引き出しています。職人たちが手作業で抹茶を丁寧に包み込むことで、飴から溢れるほどの抹茶が楽しめる、まさに職人技が光る逸品です。

職人技のイメージ

「お抹茶ほろり」の詳細については、日進製菓株式会社の公式サイトでも紹介されています。

なぜ手芸店が飴を扱うことになったの?意外なご縁のストーリー

手芸用品をメインに扱うMY mamaが、なぜ飴を取り扱うようになったのでしょうか。そこには、約10年前に遡る、少し長いストーリーがあります。

株式会社MY mamaの代表である蟹江氏は、手作りを楽しむお客様に、商品と一緒に「甘いもの」をお届けできないかと考えました。手作りを楽しむ多くの方が、家事や仕事、育児の合間に、貴重な時間を見つけて制作に没頭しています。そんな忙しい日々の中で、ほんの少しでも「ほっと一息つける時間」を届けたい。この温かい想いから、手芸材料と一緒に飴をお届けする取り組みが始まりました。

当時、蟹江代表はたくさんの飴を取り寄せ、社内スタッフとともに一つ一つ味を試しました。その中から選び抜かれたのが、日進製菓株式会社の「たまり飴」でした。社内では「みたらしのタレ部分を舐めているような味」と表現されるほど印象的で、一度食べたらやみつきになる独特の味わいが特徴でした。蟹江代表自身もその味に深く魅了され、取引先にも配って回るほど気に入っていたそうです。こうして、MY mamaと日進製菓株式会社との特別なご縁が始まったのです。

飴のおまけから始まった、品質への信頼

MY mamaでは、商品発送時のおまけとして飴を同封する取り組みを始めました。しかし、実際に続けていく中で、思わぬ課題も浮上しました。飴は立体物であるため、封入すると荷物の厚みが増してしまい、これが配送面で大きな課題となったのです。そこで、MY mamaは日進製菓株式会社に「飴を平らな形状にできないか」と相談したこともあったそうです。この相談は実現には至りませんでしたが、このやり取りを通じて、日進製菓株式会社の誠実なものづくりへの姿勢を強く感じることができたといいます。

また、おまけとして飴を同封していた当時、一部のお客様から「蟻が混入するのではないか」「真夏に飴を送ると溶けるのではないか」といった、食品ならではの懸念の声が寄せられることもありました。お客様の不安を解消するため、MY mamaは実際に検証を行いました。

個包装の飴を公園に置いて蟻が入り込むかを確認したところ、包装はぴったりと密閉されており、蟻が中へ入り込むことはありませんでした。さらに、真夏の日差しが当たる車のボンネットの上に飴を置いても、溶けることはなかったそうです。こうした徹底した検証を通じて、MY mamaは日進製菓株式会社の品質に対する信頼をより一層深めることとなりました。

現在は9種類の飴を取り扱い、ユニークな販売戦略も

この深いご縁をきっかけに、MY mamaでは日進製菓株式会社の飴を複数取り扱うようになりました。現在では「お抹茶ほろり」を含む9種類の飴がラインナップされています。今回話題となった「お抹茶ほろり」のほか、「黒ごまきなこ+アーモンド」もリピーターの多い人気商品です。

MY mamaはオンライン販売のみを行っているため、食品単品の注文では送料がネックになる場合があります。そこで、3,980円以上の購入で送料無料となる仕組みを活かし、「送料無料まであと少し!の時に」と題したバナーを掲載。手芸材料と一緒に気軽に購入できる商品として紹介したところ、このユニークな販売方法に日進製菓株式会社も驚いたといいます。

SNSが繋いだ、懐かしい記憶と変わらぬ想い

現在、商品発送時のおまけとして飴を同封する取り組みは行っていません。しかし、今回SNSで「お抹茶ほろり」が話題になったことをきっかけに、社内では当時の懐かしい記憶が鮮明に蘇ったそうです。以前からMY mamaを利用しているお客様の中には、飴のおまけを覚えてくださっている方もいるかもしれません。

手芸材料を届けるだけでなく、ものづくりを楽しむ時間のそばに、ほんの少し「ほっとできるひととき」を届けたい。MY mamaのこの想いは、創業当時から今も変わっていません。MY mamaはこれからも、ものづくりを楽しむ方々とのご縁、そして取引先とのご縁を大切にしながら、手芸を楽しむ時間にそっと寄り添う商品を提供し続けていくことでしょう。

お抹茶ほろりパッケージ

商品概要

会社概要

  • 会社名: 株式会社MY mama

  • 所在地: 愛知県名古屋市南区南野2丁目291番

  • 事業内容: 手芸材料の企画・製造・販売

「お客様の創作意欲に火をつけ、作る喜びを感じていただきたい」という理念のもと、手芸材料を中心に、ものづくりの時間をより楽しくする商品企画を行っています。