3Dプラットフォーム「TAVIO」ってどんなサービス?
「TAVIO」は、スマートフォンで撮影した写真や動画をアップロードするだけで、まるで現実のようなリアルな3D空間を自動で生成し、それをWebサイトで公開できる画期的な次世代プラットフォームです。
これまでの3D生成技術は、特別な撮影機材や高性能なPC、さらには複雑なソフトウェアの操作が必要で、ごく一部の専門家や制作現場でしか扱えないものでした。しかし、TAVIOはこうした高度な処理をクラウドに集約することで、撮影機材をコンパクトにし、より手軽に3D生成を利用できる環境を実現しています。
前回の資金調達ラウンド以降、OpenHeartはTAVIO Platform APIの整備を進め、3D生成機能を外部サービスからも利用できる基盤へと拡張してきました。これにより、法人向けのダッシュボードサービス「TAVIO BIZ」や、VR空間体験アプリ「TAVIO DIVE」、そして3D撮影サービス「TAVIO STUDIO」といった、複数のサービス間でプラットフォーム展開を加速させています。
さらに、OpenHeart独自の技術である「TAVIO ENGINE」は、少ない枚数の画像からでも高品質な3Dを生成できるのが大きな特長です。このエンジンは、生成速度の高速化や、少ない枚数での生成時における品質向上を継続的に進めています。その結果、商用サービスやリアルイベントへの適用範囲が広がっており、例えばイベント会場での利用や、他のサービスへの組み込みなど、多様なシーンでの活用が期待されています。また、API提供を通じて外部企業との連携も進んでおり、3Dフォトを活用した新しいサービス開発も活発に進められているとのことです。
3D撮影サービス「TAVIO STUDIO」で新しい体験を!
「TAVIO STUDIO」は、軽量かつ高速なTAVIO ENGINEと、複数台のカメラを同期させて撮影するシステムを組み合わせた、高精度な3Dフォトサービスです。少ない画像枚数で高品質な3Dを生成できるため、大規模な撮影設備を用意する必要がなく、イベント会場や商業施設、観光地など、さまざまな場所へ柔軟に展開できるのが魅力です。
現在、東京・浅草には常設スタジオ「TAVIO STUDIO ASAKUSA」があり、気軽に3D撮影を体験できます。それに加えて、フォトブース形式での商業施設やイベント会場、観光地への出張撮影も積極的に進められており、「どこでも3D撮影ができる」という、これまでにない新しい体験の創出を推進しています。
エンターテインメントの分野では、VTuberとのツーショット3Dフォトサービスへの応用も進められており、新しい空間体験型コンテンツとしての展開にも取り組んでいます。将来的には、専任スタッフがいなくても利用できるセルフ3D撮影や、全国の写真館・スタジオとの連携も視野に入れているとのこと。これにより、3D撮影が日常の記録や創造活動の一部となる文化を広げていくことを目指しているそうです。
今回の資金調達の概要と使途
今回のプレシリーズAラウンドにおける資金調達は、総額2.17億円で、第三者割当増資によって実施されました。引受先企業は以下の通りです。
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三井住友海上キャピタル株式会社
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DGりそなベンチャーズ
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みずほキャピタル株式会社
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RICOH Innovation Fund
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株式会社GENDA Capital
資金調達月は2026年5月で、調達された資金は主に以下の目的で活用されます。
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TAVIO STUDIOの開発強化
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TAVIOプラットフォームの運用および強化
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空間AIを活用した自動生成技術の研究開発
OpenHeartはこれまで、3D生成技術と基盤開発を中心に事業を進めてきましたが、今回の資金調達を機に、一般ユーザー向けのサービス展開と企業向けプラットフォームの提供を本格化させ、空間体験の社会実装を加速していく方針です。
OpenHeartが描く未来:3Dの民主化とグローバル展開
OpenHeartは、今後、消費者向けのSNSサービスの提供を開始し、ユーザーが日々の思い出を空間ごと記録し、共有できる新しい文化を創出することを目指しています。誰もが手軽に3D空間を生成し、共有できる世界は、きっと私たちのコミュニケーションや思い出の残し方を大きく変えるでしょう。
また、3D生成のさらなる高速化とリアルタイム化を進め、操作性やユーザーエクスペリエンス(UX)を向上させていくとのことです。加えて、空間AIによる自動タグ生成やキャプション付与など、空間認識技術を応用した新機能の開発も推進し、プラットフォームとしての価値をさらに高めていく計画です。
企業向けには、外部APIの提供を強化し、既存システムとの連携や業界に特化したソリューションの構築にも対応していくそうです。さらに、海外展開を見据えたアプリ基盤の整備も進められており、グローバル市場での活躍も視野に入れています。
投資家からの期待のコメント
今回の資金調達にあたり、各引受先企業からOpenHeartへの期待が込められたコメントが寄せられています。
三井住友海上キャピタル株式会社 投資部 マネージャー 島﨑卓也氏

島﨑氏は、前回ラウンドに続く支援の機会を得られたことを光栄に感じていると述べています。創業期からOpenHeartの経営を間近で見てきた同氏は、OpenHeartの最大の魅力は「チャーミングなチームの『遠心力』の強さ」だと語ります。コア技術のユニークさが人々の心を動かし、力強いメンバーを自然と引き寄せる、そんな魅力を持ったスタートアップだと評価しています。この根源的な魅力が、現在さまざまな「世界初」の事例創出につながっていると指摘し、真に誰でも運用できる簡易性と世界トップクラスの生成品質を両立させるテクノロジーの強み、そしてテクノロジーに安住せずエンドユーザーの体験価値までこだわった事業開発が、OpenHeartの成長エンジンになっていると分析しています。「ハートをゆさぶるテクノロジーをすべての人に届ける」という創業以来のPurposeを共に成し遂げることへの期待を表明しました。
DGりそなベンチャーズ1号投資事業有限責任組合 投資部 北村 佳奈氏

北村氏は、OpenHeartへの出資の機会を得られたことを大変喜んでいます。OpenHeartが提供する「TAVIO」は、これまで専門的な技術を必要としていた3Dシーンの生成を、誰もが日常の写真や動画を使って手軽に行える点や、生成から編集、共有までを一貫して行える点に特長があると評価しています。初めて同社の空間表現に触れた際、その高い没入感と臨場感に驚き、これまでにない新しい体験の可能性を感じたとのことです。今後、同社の3D技術が普及することで、エンターテインメント分野に留まらず、幅広い領域で新たな顧客体験が創出され、体験共有やコミュニケーションのあり方が進化していくことを期待しており、DGりそなベンチャーズとしてもグループのリソースを活用してOpenHeartの成長に貢献していく姿勢を示しています。
みずほキャピタル株式会社 インベストメントマネージャー 北川祐介氏

北川氏は、日常の空間をそのまま切り取ったような、空気感のある3Dフォトには、鑑賞用としてだけでなく、エンターテインメントや空間コンピューティングへの応用など、3D空間情報としての大きな可能性を感じていると述べています。近年のAIやXR技術の発展とともに、現実空間を切り取った空間情報の価値は日々高まっていると指摘し、OpenHeart独自の技術で実現した「空気感」が、空間情報にリアリティを与えていると評価しています。消費者の心に訴えかけるとともに、空間情報としての付加価値も高め、今後、さまざまな分野で応用範囲が広がっていくことに期待を寄せており、みずほキャピタルとしてOpenHeartの事業化やエコシステム形成を全面的にサポートしていく意向を示しています。
株式会社リコー 事業開発室長 伴野 仁治氏

伴野氏は、近年、最先端のAIおよび画像処理技術の進展により、写真や動画から手軽かつ低コストで3Dコンテンツを生成できるようになり、さまざまな業種で3Dの活用が広がっている状況を指摘しています。リコーはこれを成長機会と捉え、推論ではなく現実ベースの独自空間分析アルゴリズムにより、写真・動画等から3D/4Dコンテンツを生成・活用できるプラットフォーム「TAVIO」を開発・提供するOpenHeart社と連携することで、空間データ活用による業務効率化や生産性向上に取り組むと述べています。空間や現場の「体験・共有・記録」を通じて、場所にとらわれない円滑なコミュニケーションや質の高いコラボレーションを可能にし、顧客の働く場(ワークプレイス)の価値向上を目指していくとのことです。
株式会社GENDA Capital インベストメントマネージャー 淵江 大道氏

淵江氏は、前回ラウンドに続き、プレシリーズAラウンドでも追加出資の機会を得られたことを大変嬉しく感じています。GENDA Capitalが注目するのは、エンターテインメント体験をより深く、豊かにするテクノロジーであり、TAVIOが実現するスマートフォンでのフォトリアリスティックな3D生成は、「誰もが心に残る体験を記録・共有できる世界」の扉を開くものだと確信しているとのことです。前回ラウンド以降、TAVIO STUDIO浅草常設スタジオの開設や各業界での導入実績など、OpenHeartチームが着実に成果を積み上げてきた姿を間近で見てきた淵江氏は、その技術力と実行力の高さが、次のステージへの力強い土台となっていると評価しています。今後展開される消費者向けSNSサービスやグローバル展開を通じて、「3D・空間コンピューティングの民主化」という大きな挑戦に、引き続き全力で支援していくと表明しています。
OpenHeart代表・渡邉 晃司氏からのコメント

代表取締役社長の渡邉晃司氏は、今回のプレシリーズAラウンドにおいて、既存株主である三井住友海上キャピタル様、GENDA Capital様に加え、DGりそなベンチャーズ様、みずほキャピタル様、RICOH Innovation Fund様を新たな株主として迎え、資金調達を実施できたことを大変嬉しく、日頃の支援に心から感謝していると述べています。創業初期からOpenHeartを支えてきた株主の方々、そして今回新たに参加した株主の方々が、OpenHeartの技術だけでなく、「ハートをゆさぶるテクノロジーをすべての人に届ける」という会社の理念や、チームの想いに共感してくれていることに、大変心強く感じているとのことです。
OpenHeartは、空間AI・3D/4D技術を通じて、「誰もが心に残る体験を記録・共有できる世界」の実現を目指しています。これまで3D技術は専門的な機材や高度な知識が必要な領域でしたが、TAVIOはスマートフォンで撮影した写真や動画をアップロードするだけで、高品質な3D空間を自動生成し、誰もが簡単に扱える体験を実現していると強調しています。今回の資金調達を通じて、空間AIを活用した生成技術の研究開発、TAVIOプラットフォームの強化、TAVIO STUDIOの展開をさらに加速していく方針です。また、今後は一般ユーザー向けSNSサービスやグローバル展開も視野に入れながら、「3D/空間コンピューティングの民主化」を推進していくと語っています。OpenHeartはこれからも、テクノロジーによって人々の体験や記憶をより豊かにし、デジタルと現実が自然につながる未来を創造していくと決意を表明し、株主・パートナーとともに新しい文化と体験価値を社会に広げていけるよう、挑戦を続けていくと締めくくりました。
まとめと今後の展望
OpenHeartの今回の資金調達は、3D技術が私たちの生活にもっと身近になる未来を予感させるものですね。スマートフォン一つでリアルな3D空間を生成・共有できる「TAVIO」は、思い出の記録方法やコミュニケーションのあり方を根本から変える可能性を秘めています。浅草の常設スタジオや出張撮影、さらにはVTuberとのコラボなど、TAVIO STUDIOの展開も非常にユニークで、3D体験がエンターテインメントとして身近になる日が楽しみです。これから消費者向けのSNSサービスやグローバル展開も視野に入れているということで、OpenHeartが目指す「3D/空間コンピューティングの民主化」が、どのように実現されていくのか、今後の動向から目が離せません!
関連リンク
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TAVIO BIZ 導入・利用に関するお問い合わせフォーム:
https://openheart.co.jp/contact -
3Dプラットフォーム「TAVIO」公式サイト:
https://tavio.ai/ -
TAVIO公式Instagram:
https://www.instagram.com/tavio.ai/ -
株式会社OpenHeartコーポレートサイト:
https://openheart.co.jp/ -
代表・渡邉 X:
https://x.com/_kojimold
運営会社情報

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会社名:株式会社OpenHeart
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所在地:〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目2−14H¹O浜松町 3階
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3Dフォトスタジオ: 〒111-0033 東京都台東区花川戸2丁目20-3クインメゾン浅草 1階
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代表取締役社長:渡邉 晃司