農地調査の課題をAIと衛星データで解決!
農地調査は、農業の現場にとって非常に重要な業務です。しかし、広大な農地を一つ一つ確認していく作業は時間も手間もかかり、担当者の方々にとっては大きな負担となっていました。そんな課題を解決するために開発されたのが「イナリス」です。
「イナリス」は、生成AIの力で衛星画像を驚くほど鮮明にする「超解像化技術」と、衛星データから農地の利用状況を自動で解析する技術を組み合わせることで、これまで考えられなかったような効率化を実現しました。
特に注目すべきは、福岡県飯塚市での実証事業で得られたデータです。従来の紙地図を使った調査方法と比較して、全調査対象者の作業時間を81%も削減できたとのこと。さらに、職員の方々の主観的な作業負荷(メンタルワークロード)も52%軽減されたという結果が出ています。これは、単に時間短縮だけでなく、現場で働く人々の負担を大きく減らすことにも繋がる、素晴らしい成果ですよね。
「イナリス」ってどんなサービス?その魅力に迫る!
では、「イナリス」が具体的にどんな機能を持っているのか、詳しく見ていきましょう。
1. タブレットで現地調査をサクサク完了!
「イナリス」の「現地調査向け機能」を使えば、農地の利用状況(管理状況や作付け品種など)をタブレット一つで直接記録できます。これにより、現地での調査作業がタブレットだけで完結し、紙の地図やメモを持ち歩く手間がなくなります。また、「管理者向け機能」では、農地台帳情報の一覧表示やエクスポートができるため、現地調査の結果を農地台帳システムに入力する作業も大幅に効率化できるんです。

2. 各種交付金の調査業務にもバッチリ対応!
「イナリス」は、特に「水田活用の直接支払交付金」に伴う現地調査業務に対応しています。さらに、「中山間地域等直接支払交付金」や「多面的機能支払交付金」への対応も予定されており、様々な交付金関連の調査業務に活用が期待されています。これは、自治体や農業団体にとって非常に心強いポイントですね。
3. 超高精細な衛星画像地図で農地をしっかり把握!
中分解能の衛星画像を、デジオン独自の生成AI技術で最大4倍(62.5cm相当)にまで超解像化!これにより、事務所にいながらでも、これまで現地に行かなければ判別が難しかった圃場や畔の境界を、まるで目の前にあるかのように鮮明に確認できるようになりました。これにより、調査前の判断や絞り込みが格段にスムーズになります。
4. 衛星データ解析で農地利用状況を自動判定!
「イナリス」は、衛星データを解析して「作付け状況(水稲など)」や「耕作放棄地」を自動で判定する機能も備えています。これにより、「現地調査が必要な農地」だけをピンポイントで抽出できるため、全ての農地をしらみつぶしに調査する必要がなくなります。これにより、調査の労力と時間を大幅に節約できるわけです。
5. 現場の声から生まれた「使いやすいUI」!
このサービスがすごいのは、開発段階から実際に農地調査の現場に同行し、実務者の方々のリアルな声を徹底的に反映して設計されている点です。だから、
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少ないステップで調査結果を簡単に記録できる
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できるだけ文字入力をさせないタップ中心の操作
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車内でも押しやすい大きめのボタンエリア
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直射日光下でも視認しやすい配色設計
といった、現場で本当に役立つ工夫が随所に凝らされています。使いやすさって、作業効率に直結しますから、これは本当に嬉しいポイントですよね。

福岡県飯塚市での驚きの実証成果!
2025年8月から2026年2月にかけて福岡県飯塚市と共同で実施された実証事業では、その効果がはっきりと示されました。この実証は、令和7年度「福岡県宇宙関連ビジネス製品・サービス開発支援事業」の採択を受けて行われたものです。
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作業時間の劇的削減:地図作成や手入力といったこれまでの作業が不要になったことで、作業時間をなんと従来比で81%も削減することに成功しました。
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現地調査の省略:衛星データによる作物判定(水稲・小麦など)の精度が高く、評価対象の圃場の57.6%において現地確認を省略できると判定されました。これは、調査員の方々の移動時間や労力を大幅にカットできることを意味します。
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メンタルワークロードの軽減:NASA-TLX指標を用いた評価では、職員の方々の主観的な作業負荷(心理的負担)が52%も軽減されたと報告されています。これは、効率化だけでなく、働きやすさの向上にも大きく貢献している証拠ですね。

実証実験の詳細については、以下のレポートで確認できますよ。
導入を検討している方へ
「イナリス」は、自治体ごとに異なる農地管理の状況に合わせて、丁寧なヒアリングと準備期間を設けて導入を進めていくとのことです。興味のある方や導入を検討したい方は、ぜひWebサイトのお問い合わせフォームから気軽に問い合わせてみてくださいね。
株式会社デジオンってどんな会社?
この画期的なサービスを開発した株式会社デジオンは、「新たな技術で、まだ見ぬ体験を、誰よりも早く」という企業理念のもと、ネットワーク、マルチメディア、セキュリティ、そして衛星・宇宙といった幅広い分野で、独自のソフトウェア研究開発を軸に事業を展開している企業です。
同社の自社ブランド「DiXiM(ディクシム)」は、安心・安全なスマートライフを支える基盤技術として、国内外の多くの家電メーカーや機器メーカーに採用されています。1999年に設立され、福岡本社と東京オフィスを拠点に、先端技術が誰もに恩恵をもたらす未来を目指して挑戦を続けている企業です。
詳しい情報は、株式会社デジオンの公式サイトや、衛星・宇宙事業のページで確認できます。
まとめ
「イナリス」は、生成AIと衛星データという最新技術を農業分野に応用することで、農地調査の作業を劇的に効率化し、現場の負担を大きく軽減する可能性を秘めたサービスです。今回の実証成果からも、その高いポテンシャルがうかがえます。
農業現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、より持続可能で効率的な農業の実現に貢献してくれることでしょう。今後の「イナリス」のさらなる展開に、ぜひ注目していきたいですね!
製品サイトはこちらからどうぞ!
サービス紹介動画も公開されていますよ。