調査の背景と目的
前回の調査では、給与締め業務に対して約7割もの担当者が「負担」を感じていることが判明していました。その主な要因として、「正確性を期すプレッシャー」(42.8%)と「期限のプレッシャー(時間との戦い)」(33.9%)が挙げられています。今回の調査は、この「正確性を期すプレッシャー」の根源ともいえる「チェック業務」に焦点を当て、その実態を深掘りするために行われました。
前回の調査結果はこちらで確認できますね。
前回調査
調査サマリー:給与計算のリアルな現場
今回の調査で明らかになった主なポイントは、以下の3つです。
- 過半数の担当者が計算式の再確認や検算を実施: 給与計算システムの計算結果に対し、67.6%もの担当者が計算式の再確認や検算を行った経験があると回答しています。
- ミス防止対策は「人による確認」が主流: 給与計算のミス防止対策として上位を占めたのは、すべて「人による確認」でした。「担当者によるダブルチェック」(49.0%)、「Excelの並行稼働」(38.6%)、「読み合わせ」(36.2%)がトップ3に。一方、「システムのアラート・エラーチェック機能の活用」はわずか16.2%にとどまっています。
- 6割の企業で給与支給後に修正対応が発生: なんと60.4%の企業で、年に1回以上、給与支給後に修正(遡及計算)や従業員からの問い合わせ対応といった「事後対応」が発生しているとのこと。「ほぼ毎月発生している」と回答した企業も20.0%ありました。
これらの結果から、給与計算業務がいかにアナログな作業に依存し、担当者に大きな負担をかけているかが浮き彫りになりますね。
調査概要
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調査名称: 給与計算結果のチェック業務に関する実態調査
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調査方法: インターネット調査
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調査期間: 2026年2月12日〜2026年2月13日
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調査対象: 企業の「給与計算業務」に関与している担当者
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有効回答: 500名
調査結果の詳細をチェック!
1. 過半数の給与計算担当者が、給与計算式の再確認や検算を実施
給与計算業務に携わる担当者500名に、計算結果のチェック時に計算式の再確認や検算を行うことがあるか尋ねたところ、「頻繁にある」が17.0%、「たまにある」が50.6%という結果に。これらを合わせると、なんと67.6%もの担当者が再確認や検算を行っていることがわかりました。
これは、給与計算システムが導入されているにもかかわらず、その算出結果に対して担当者が依然として不安を感じ、手作業での確認を余儀なくされている現状を示唆していますね。システムの透明性や信頼性に対する課題があるのかもしれません。

2. 給与計算のミス防止対策は「人による確認」が主流
給与計算ミスを防ぐためにどのような対策を実施しているかという質問に対しては、驚くべき結果が出ました。
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1位: 担当者ダブルチェック (49.0%)
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2位: Excelでの並行稼働 (38.6%)
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3位: 読み合わせ (36.2%)
このように、上位3つすべてが「人による確認」というアナログな手法でした。給与計算システムが導入されている企業でも、肝心の「計算結果の正しさ」を検証する工程においては、多くの企業が依然として目視に頼っている状況が明らかになりました。システムが持つアラート・エラーチェック機能の活用が16.2%にとどまっていることからも、システムの機能を十分に活用しきれていない、あるいは機能自体が不十分である可能性が考えられます。
この結果は、給与計算業務が「属人化」しやすい背景とも言えるでしょう。特定の人に知識やノウハウが集中し、その人がいないと業務が滞るリスクがあるわけです。

3. 60.4%の企業で年に1回以上、給与支給後に修正が発生
給与支給後に修正(遡及計算)や従業員からの問い合わせ対応などの「事後対応」が発生する頻度を尋ねたところ、「ほぼ毎月発生する」が20.0%、「年に数回発生する」が40.4%という結果になりました。これらを合わせると、なんと60.4%もの企業で年に1回以上、給与支給後に何らかの事後対応が発生しているんです。
これは、給与計算の正確性を確保するために行われている膨大な手作業でのチェックにもかかわらず、最終的にミスが発生していることを示しています。事後対応は、担当者の追加業務負担となるだけでなく、従業員からの信頼を損ねる可能性もあります。給与は従業員にとって非常にデリケートな情報ですから、間違いは避けたいものですよね。

まとめ:アナログな給与計算業務からの脱却が急務
今回の調査結果は、給与計算業務における「システムの算出結果を検算している実態」と「アナログな確認作業への根強い依存」という、日本の企業のリアルな姿を浮き彫りにしました。
給与計算システムを導入している企業でも、67.6%の担当者が手作業で計算式の再確認や検算を行っています。この背景には、多くの給与計算システムが算出ロジックや整合性の確認がしにくいという課題があるのかもしれません。システムが「ブラックボックス」のようになっていると、担当者はやはり不安を感じてしまいますよね。
また、ミス防止策の主流が「担当者によるダブルチェック(49.0%)」や「Excelの並行稼働(38.6%)」といった人手による確認に偏っていることも大きな問題です。給与計算システムを導入していても、最終的な正誤判断のプロセスでは、多くの企業がアナログな目視確認に依存している状況です。
このような属人的なチェック体制には限界が見られます。実際に、60.4%もの企業で給与支給後に修正(遡及計算)や従業員からの問い合わせ対応といった「事後対応」が年に1回以上発生しているという事実が、その限界を物語っています。
給与計算の正確性を担保するために費やされる膨大な確認工数は、担当者にとって大きな業務負担となり、精神的なプレッシャーの原因にもなっていることが示唆される結果となりました。これは、担当者個人の問題ではなく、企業全体の業務効率や従業員満足度にも関わる重要な課題と言えるでしょう。
より詳しい調査結果は、こちらからダウンロードできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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設立: 2018年8月
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代表者: 代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気
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所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
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コーポレートサイト: LayerX公式サイト
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採用サイト: LayerX採用サイト
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お問い合わせ: LayerXお問い合わせ
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三井物産デジタル・アセットマネジメント: 三井物産デジタル・アセットマネジメント
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オルタナ(ALTERNA): オルタナ(ALTERNA)
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給与計算業務の効率化は、多くの企業にとって喫緊の課題。今回の調査結果が、皆さんの会社のバックオフィス業務を見直すきっかけになれば嬉しいです!