認知度は高いのに「自分ごと」にならない?マンナンライフの課題にCEPsリスニングが光を当てる!

「蒟蒻畑」はみんな知ってる超有名ブランド。でも、「認知度は高いけど、いざ自分が買う商品としてはピンとこない…」そんな悩みをマンナンライフは抱えていました。特に、メインユーザー層が40代〜60代とあって、10代〜30代の若年層へのアプローチは喫緊の課題だったんです。

2019年にはInstagramを開設して若者層へのアプローチを始めたものの、「SNSでの反応は良いけど、それが購買につながっているのか?」とか「アレンジレシピ動画は人気だけど、実際はそのまま食べる人がほとんど」といった、エンゲージメントと購買の間にギャップを感じていたそう。

同じような投稿ばかりでマンネリ化したり、ただバズを狙うだけの運用になったりと、戦略的なSNS運用ができていない状況だったんです。そこでマンナンライフは、施策提案だけでなく「考え方」からサポートしてくれるパートナーを探していました。アライドアーキテクツの客観的なアカウント分析や納得のいく目標設定のアプローチが評価され、今回のプロジェクトがスタートしました。

蒟蒻ゼリーの枠を超えた!CEPsリスニングで新たな市場を発見

アライドアーキテクツがマンナンライフのSNS運用支援で活用したのは、データプラットフォーム「Kaname.ax®︎」によるCEPsリスニング(カテゴリーエントリーポイントリスニング)です。

CEPsリスニングとは、SNS上の発話データを分析し、消費者が商品を「どんな時に」「どんな文脈で」想起するかを数値で可視化する画期的な手法なんです。これまでは蒟蒻ゼリーだけを競合として見ていたマンナンライフですが、CEPsリスニングでは「小腹満たし」という食用シーンで競合するグミやチョコレートなど、カテゴリーを超えた幅広い市場を分析対象にしました。

その結果、飽和状態にある蒟蒻ゼリー市場の外に、全く新しい市場機会が隠れていることが明らかになったんです!

分析結果は、マンナンライフがすでに定性調査で把握していた「ダイエット中の間食」「健康的に罪悪感なく食べられる」といった食用シーンを、データとしてバッチリ裏付けました。さらに驚くべきは、「受験シーズンのお弁当」「サウナ前後の栄養補給」「登山時の携行食」「推し活イベント時のエネルギーチャージ」といった、これまで全く想定していなかったような新たな食用シーンがゴロゴロと発見されたこと。これはまさに目からウロコですよね!

サービス詳細ページ:

「シズル感」から「シーン訴求」へ!SNSコンテンツ戦略の大転換

CEPsリスニングで得られた分析結果を元に、マンナンライフのSNSコンテンツ戦略は大きく舵を切りました。これまでの「シズル感重視」の投稿から、「シーン×季節イベント訴求」へと転換したんです。

露天風呂と蒟蒻畑

例えば、受験シーズンに合わせたお弁当企画、露天風呂の日とサウナシーンを組み合わせた投稿、そして新商品発売時の推し活キャンペーンなど、ターゲットが商品を想起する具体的なシーンと季節性を掛け合わせたコンテンツが次々と生み出されました。

特に「推し活キャンペーン」は大きな反響を呼びました。抹茶味やアセロラ味といったカラフルな色味を活かした訴求で、お客様相談室には「抹茶味はどこで売っていますか?」といった問い合わせが殺到!SNSの投稿が、実際に店舗での購買行動につながっていることが確認できたんです。これはSNS運用担当者にとって、めちゃくちゃ嬉しい結果ですよね!

推し活キャンペーン

「推し活専用蒟蒻畑」も夢じゃない!?広がる商品開発の可能性

マンナンライフの企画部、北村郁実氏も今回のCEPsリスニングの成果に大満足の様子。「お客様に想起していただく回数を増やす」というマーケティング課題に対して、データで裏付けされた戦略的なアプローチができたことに大きな価値を感じているそうです。

SNSで感じていた手応えがスコアで可視化され、裏付けになっただけでなく、蒟蒻ゼリーの枠を超えて別市場の商品と比較できたのは、まさに新しい視点だったとコメントしています。

さらに、今回の取り組みで「商品開発への展開可能性」が見えてきたことも大きな成果だと言います。CEPsリスニングで発見された受験、サウナ、推し活といった新しい食用シーンを実際にInstagramで発信し、お客様の反応を検証したことで、なんと「推し活専用蒟蒻畑」といったユニークな新商品アイデアまで生まれたそう!これはすごい!

今後も継続的にCEPsリスニングを実施することで、時系列での変化を把握し、「蒟蒻畑じゃないといけない理由」のような大きなニーズが見つかれば、商品企画や営業展開にも活かしていけると考えているとのこと。SNS運用の成果が、全社的なマーケティング戦略へと広がっていく可能性を強く実感しているそうです。

北村氏は、「SNS運用で一番重要なのは、買うきっかけを作ること」と語っています。これからもCEPsリスニングの結果を戦略的に投稿に落とし込み、消費者が蒟蒻畑を想起するタイミングをどれだけ増やしていけるか、そこにチャレンジしていきたいと意気込んでいます。

CEPsリスニングとKaname.ax®︎って何?

今回の成功の立役者である「CEPsリスニング」とデータプラットフォーム「Kaname.ax®︎」について、もう少し詳しく見てみましょう。

CEPsリスニングとは

CEPsリスニングは、「Kaname.ax®︎」に取り込まれたSNSのUGC(ユーザー生成コンテンツ)やECサイトのレビューなど、顧客の生の声から、特許出願中(※1)の独自AI技術を使って「商品・ブランドを購入・利用する際のきっかけ(CEPs:カテゴリーエントリーポイント)」を導き出すサービスです。消費者の実際の体験や感想をCEPsを軸に分析することで、インサイトを発見・評価し、より効果的なマーケティング戦略を立てることを可能にします。

Kaname.ax®︎とは

「Kaname.ax®︎」は、蓄積された顧客の声(VOC:Voice Of Customer)データから、コミュニケーションの「起点となるインサイト」を発見し、企業のマーケティングコミュニケーション設計を支援するデータプラットフォームです。SNS投稿、レビュー、EC購買者のアンケート、リサーチパネルの調査結果など、顧客の声を多角的にデータ収集・統合。AIが一元的に解析することで、Who×What×HowのマーケティングフレームワークやCEPsに適応する形でデータ分析結果を出力します。

「Kaname.ax®︎」のサービスサイトはこちら:

アライドアーキテクツ株式会社 会社概要

  • 代表者:代表取締役会長 田中 裕志、取締役社長 村岡 弥真人

  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿一丁目19-15 ウノサワ東急ビル4階

  • URL:https://www.aainc.co.jp

  • 設立:2005年8月30日

  • 事業内容:マーケティングAX支援事業

株式会社マンナンライフ 会社概要

  • 代表者:代表取締役社長 鶴田 一裕

  • 所在地:群馬県富岡市富岡2690-1

  • URL:https://www.mannanlife.co.jp/

  • 設立:1969年7月31日

  • 事業内容:蒟蒻製品等の開発製造販売

※1 2025年7月25日発表「アライドアーキテクツ、SNS投稿などから消費者インサイトを抽出するAI技術の特許を出願」
https://www.aainc.co.jp/news-release/2025/02616.html

今回の事例は、データ分析がいかに企業のマーケティング活動に新たな視点をもたらし、具体的な成果につながるかを示す好例と言えるでしょう。これからも「蒟蒻畑」がどんな面白いシーンで登場するのか、そしてどんな新商品が生まれるのか、めちゃくちゃ楽しみですね!