「店舗のSNS更新、スマホだと毎回同じような写真になっちゃうんだよな…」そんな悩みを抱えている飲食店や小売店のオーナーは多いはず。高級なミラーレスを買うほどでもないけど、もう少し「味のある写真」が欲しい。そんなニーズに応えそうなのが、サイコロ型の小型デジタルカメラ「LIGAR(リガー)」だ。価格は23,920円。今回は実際に数週間使ってみて、店舗運営の現場で使えるかどうかを検証してみた。
指でつまめるサイズ感が最大の武器
LIGARの最大の特徴は、とにかく小さくて軽いこと。サイコロのような立方体に近い形状で、ポケットにすっぽり収まるサイズ感だ。首から下げても負担にならない軽さなので、店舗内を動き回りながらの撮影でもストレスがない。
操作系は極めてシンプル。電源兼シャッターボタンと、上下の矢印ボタン2つの計3ボタンのみ。パンフォーカス+自動露出なので、構えてシャッターを押すだけで撮影できる。背面には1.3インチの小さなモニターがあり、撮影した画像をその場で確認可能だ。
付属品として小型の三脚も同梱されているため、商品撮影やタイムラプス的な使い方も想定されている。
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7種類のフィルターで「エモい」写真を量産
LIGARが面白いのは「Time Capsule Filters」という7種類のフィルター機能。1950年代、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、Y2K(2000年代)、2010年代と、時代ごとの色味や質感を再現したフィルターが用意されている。さらにフィルムカメラ風のフレーム付きモードもある。
側面のボタンでサクサク切り替えられるので、同じ被写体を複数のフィルターで撮り比べるのも簡単。セピア調、モノクロ、彩度高めなど、トイカメラ特有の「ゆるい」雰囲気を手軽に楽しめる。
店舗のInstagramやX(旧Twitter)投稿用に、日替わりランチや新商品を「昭和レトロ風」「Y2K風」で撮ってみるのも面白い。スマホの標準カメラでは出せない独特の味わいが、フォロワーの目を引く可能性は高い。
動画撮影も可能、正方形画角がSNS向き
意外だったのは、この小さなボディで音声付き動画撮影にも対応している点。記録サイズは正方形で、いかにもレトロな雰囲気の動画が撮れる。画質は最新スマホには遠く及ばないが、逆にその「荒さ」が昔のホームビデオ的なノスタルジーを演出してくれる。
店内の雰囲気や調理風景を短い動画で切り取り、Instagram StoriesやTikTokに投稿するといった使い方が想定できる。正方形フォーマットはSNSとの相性も良い。
店舗運営目線での評価:コスパと使いどころ
約24,000円という価格をどう見るか。正直、画質だけで比較すれば最新スマホには完敗だ。だが「スマホとは違う雰囲気の写真・動画を手軽に撮りたい」というニーズには、かなり刺さる製品だと感じた。
特に飲食店や雑貨店など、SNSでの発信が集客に直結する業種では、投稿のバリエーションを増やす手段として有効だろう。スタッフ全員がスマホで撮ると似たような写真ばかりになるが、LIGARを1台用意しておけば「今日の一枚」に変化が生まれる。
また、軽量コンパクトなので、店舗イベントやポップアップ出店時に気軽に持ち出せるのもメリット。高価な一眼レフを持ち歩くのは気が重いが、LIGARなら気負わず持って行ける。
注意点:万能ではない
ただし、万能カメラではない。暗所には弱く、細かいディテールを記録したい商品撮影には向かない。あくまで「雰囲気重視のサブカメラ」として割り切る必要がある。メインカメラとしてスマホや一眼レフは別途必要だ。
まとめ:遊び心が売上につながる時代
LIGARは「真面目に撮る」カメラではなく、「遊びながら撮る」カメラだ。だが、SNS全盛の今、その「遊び心」こそが顧客の心を掴むコンテンツになり得る。
店舗運営者として考えると、スタッフのモチベーション向上にも使えそうだ。「今日はLIGARで店内を撮ってみて」と渡せば、いつもと違う視点での投稿が生まれるかもしれない。約24,000円でSNS投稿のマンネリ化を打破できるなら、十分に検討の価値がある投資だと感じた。
参考: ギズモード・ジャパン「スマホとは別に「遊びのカメラ」を持ち歩く。手のひらサイズの「LIGAR」で、いつもの散歩が楽しくなった」
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