CICLOPEってどんな賞?

「CICLOPE」は、2010年にドイツ・ベルリンで誕生した、映像の「クラフト」に特化した、まさに世界最高峰と称される広告賞なんです。毎年1,800以上の作品がエントリーされる中、その独自の審査基準で、CMやミュージックビデオ、短編映像作品など、世界中の素晴らしい作品を表彰してきました。

これまでに、AppleやL’Oréal Paris、KFC、WWFといった世界的ブランドの作品も受賞しています。過去にはDavid Droga、Sir John Hegarty、Spike Leeといった、広告クリエイティブや映像制作の第一線で活躍するレジェンドたちが登壇していることからも、その権威の高さがうかがえますよね。

そして、「CICLOPE Asia Pacific」は、2018年にスタートしたアジア太平洋地域版。2026年は、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、中国、インド、韓国、インドネシア、台湾など、様々な国や地域から集まった作品が、4つのセクションと全23カテゴリにわたって審査されます。

AI企業の人材がクラフト賞の審査員に?その背景とは

CICLOPEは、映像表現の細部に宿る「人の手によるクラフト」を高く評価してきた賞です。一方、AIMSはAIヒューマンやAIクリエイティブを軸に事業を展開する企業。一見すると、この二つは全く異なる方向性に見えるかもしれません。

しかし、今年の「CICLOPE Asia Pacific 2026」では、「Creative Use of AI」や「Sustainability & Social Impact」といった、未来のクリエイティビティを定義する新しいカテゴリが導入されているんです。

生成AIが映像制作の現場に急速に広がる中で、「何が人の感性によるクラフトとして残るべきなのか」「AIをどうやって創造性の中心に組み込んでいくのか」という問いは、業界全体にとって大きな関心事になっています。そんな時代に、AIをクリエイティブの中核に据えるAIMSのような企業の人材が審査員に加わることは、まさにこの業界の大きな問いに向き合う、とても重要な動きだと言えるでしょう。

片山さんは、アジアを代表する38名の審査員の一人として選出されました。この38名の中には、日本の電通やTBWA\Media Arts Lab Tokyoなど、アジア太平洋地域のトップクリエイターたちが名を連ねています。審査員長は、Academy Films(英国)やIconoclast Germany(ドイツ)など、世界各国の制作会社やエージェンシーのトップ5名が務めるという、まさに豪華な顔ぶれです。

片山マテウスさんのメッセージ

審査員に選出された片山マテウスさんからは、喜びと未来への展望が語られています。

映像クラフトに特化した世界最高峰のアワード『CICLOPE Asia Pacific』の審査員に選出いただき、大変光栄です。

CICLOPEがこれまで評価してきたのは、一つひとつのカットに宿る作り手の熱量であり、細部に滲む人間の感性です。私自身、これまで広告やMVといった領域を横断し、映像というイメージそのものに感情を託す表現を追求してきました。だからこそ、そのクラフトを讃え続けてきたCICLOPEの舞台に、AIクリエイティブを推進するAIMSの一員として参加することに大きな意義を感じています。

私たちが掲げているのは『AIは人を代替するものではなく、人の可能性をさらに拡張するもの』というビジョンです。クラフトの本質とは「作り手の意志がどこまで作品に通っているか」という問いに他ならず、AIは決して人のクラフトを奪うものではありません。クリエイターの意志をより遠くへ羽ばたかせるための『新しい翼』だと私は考えています。

審査員としてアジア太平洋のトップクリエイターたちが生み出す圧倒的な作品に触れながら、生成AI時代において『決して代替されることのない人間の手触り』と『テクノロジーによって新しく生み出せる未知の表現』の融合点を見つめ直し、広く議論できることを楽しみにしています。

Matheus Katayama monochrome portrait

片山さんの言葉からは、AIが決して人のクリエイティビティを奪うものではなく、むしろその可能性を大きく広げる「新しい翼」であるという強い信念が伝わってきますね。AIと人間の感性が融合することで、どんな新しい表現が生まれるのか、これからのクリエイティブ業界がますます楽しみになります!

片山マテウスさんってどんな人?

片山マテウスさんは、株式会社AIMSのクリエイティブディレクターを務めています。1997年ブラジル生まれで、2017年に19歳でロンドンの大学に在学中に映像制作活動をスタートしました。2018年に帰国してからは、ロンドンと東京を拠点に、数多くの雑誌や媒体の編集、アートディレクションを手がけ、その後、映像監督としての活動を本格化させました。

彼の作品は、イメージによるストーリーテリングの儚さや、幻想的な世界観が特徴だそうです。代表作には、Troye Sivan「Take Yourself Home」、青山テルマ「stay with me」、Aisho Nakajima「GANGBANG feat. Yohji Igarashi」、Capper「深海」、Issei Uno Fifth「TEENAGE PROBLEM」、showmore「liquid」など、国内外のアーティストのミュージックビデオも多数。また、「映像作家100人」(BNN刊)にも選出されるなど、その実力は折り紙つきです。

Creative collage

片山マテウスさんのポートフォリオはこちらからチェックできますよ。

CICLOPE Asia Pacific 2026 開催概要

株式会社AIMSってどんな会社?

株式会社AIMSは、「戦略型AIヒューマン」を活用したブランドコミュニケーションの設計・実装を核とする、AI時代のクリエイティブカンパニーです。AIヒューマン領域を多角的に展開しており、「Character」「Lab」「Studio」の3つの事業を柱としています。

  1. Character事業 — AIヒューマンの創出と運用
    自社オリジナルのAIヒューマン「NEU(ニウ)」をはじめ、企業やブランド専用のAIヒューマンを企画・生成・運用しています。「NEU」はデビューからわずか3ヶ月でフォロワー数1.2万人を超えるAIインフルエンサーに成長し、SNS投稿やイベントでの案内、広告モデルなど、リアルとデジタルを横断した様々な活動を行っています。2026年3月には、「超十代 -ULTRA TEENS FES- 2026 presented by docomo」にも登場し、ホログラムボックスを通じて来場者の案内を務めるなど、その活躍の場を広げています。

    AI model collage

  2. Lab事業 — AI・AIヒューマン技術の研究開発
    AIおよびAIヒューマン領域の最先端技術を研究し、それを自社プロダクトとして実装・展開する事業です。

  3. Studio事業 — AIクリエイティブ制作
    AIを活用した映像、コンテンツ、ビジュアルなどのクリエイティブ制作を提供しています。

会社概要

AIが進化し続ける現代において、AIMSのようなAIを駆使する企業が、人の感性やクラフトを重んじる世界的な賞の舞台に立つことは、まさに時代の大きな転換点を示していると言えるでしょう。片山マテウスさんの審査員としての活躍、そしてAIMSがこれからも生み出すであろう新しいクリエイティブに、これからも目が離せませんね!