「正解よりも、まずは手数」をAIがサポート!

デジタルマーケティングの世界では、効率や「正解」を追い求めるあまり、「複数のパターンを試す時間がない」「どう改善すれば良いか確信が持てない」といった悩みを抱えるマーケターは少なくありません。これにより、本来重要な「試行錯誤(手数)」が阻害されてしまうことがあります。

「AInergy ABテスト(β)」は、株式会社中川政七商店が大切にする「接心好感(お客様の心に接し、心地よいブランド体験を提供する)」という接客ポリシーと、同社の経営企画室Synergy!プロダクトアドバイザーである中田勇樹氏の「正解は誰も持っていない。だからこそ、手数を増やして事実を積み上げることが重要」という考えが融合して誕生しました。

両社はAIを単なる自動化ツールではなく、「おもてなしの拡張」と位置づけ、マーケターが完璧な準備をせずとも、まずは「やってみる」ことを支援することで、確かな「手応え」を日常的に感じられるマーケティングの実現を目指しています。

「AInergy ABテスト(β)」の3つの魅力

この新機能には、マーケターの業務を大きく変える3つの特徴があります。

1. 「やるだけで、最適解に近づく」ユーザー体験

これまで通り、1パターンのメールを作成するだけでOKです。AIがそのメールを基準に、開封率を高める「件名」やクリック率に寄与する「CTAボタン」の別案(B・Cパターン)を自動で生成してくれます。これにより、「工数」や「やり方」で立ち止まることなく、スムーズに次のステップへ進めます。

2. プロの知見をプロンプトに凝縮

AIの思考プロセス(プロンプト)には、シナジーマーケティングが25年間培ってきたメールマーケティングの膨大なノウハウが惜しみなく組み込まれています。汎用的なAIでは難しい、「刺さる」提案が期待でき、施策の質を向上させることが可能です。

3. 心理的・物理的ハードルをゼロに

「チェックを入れるだけで自動生成」という、とてもシンプルなユーザーインターフェースが採用されています。これにより、これまでABテストを諦めていたユーザーでも、手間を増やすことなく検証と改善のサイクルを回せるようになります。

ABテストを日常に

現在、「Synergy!」のシステムを利用しているユーザーのうち、ABテストを日常的に実施できているのはわずか10%に留まっているそうです。「AInergy」は、この10%という数字をすべてのマーケターに広げることを目指しています。「やるだけで、最適解に近づく」という体験を通じて、自分の施策が顧客に届いているという確かな「手応え」を、日々の業務の中で実感できる未来がきっと訪れるでしょう。

共同開発者からのメッセージ

株式会社中川政七商店の中田勇樹氏は、次のようにコメントしています。

中川政七商店 中田勇樹氏

「コミュニケーションの主役はあくまで人です。『AInergy ABテスト(β)』は、その想いを起点に、AIで打ち手の幅を広げ、これまで難しかった検証を日常的に行えるようにします。その積み重ねが学習され、より良いメルマガへとつながる。『接心好感』をより広く・深く届けるための仕組みです。

改善の必要性は感じているものの、日々の業務に追われて手が回らない担当者の方に使ってほしいです。今の業務の延長でABテストを始める。その一歩から、お客様にとって心地好いメルマガを少しずつ形にしていけると思います。」

先行利用ユーザーの声

株式会社エイチツーのマーケティング部部長である中島佑斗様は、先行利用を通じて次のような感想を述べています。

「驚いたのは、メール本文からのキーワード拾い上げ精度や、CTAボタンの提案精度の高さです。成果を高めるために検証が欠かせないと分かっていても、工数が壁になり足踏みしてしまう担当者は少なくないはず。しかし、1通分の手間で2つ、3つの検証結果が得られるなら、話は別です。AIによって工数が削減されることで、ABテストは『特別な施策』ではなく、誰もが当たり前に取り組めるものになると確信しています。」

今後の展望:成長し続ける「専属コンシェルジュ」へ

「AInergy ABテスト(β)」は、件名やCTAの最適化からスタートしますが、これはまだ始まりに過ぎません。今後は、配信結果をAIが学習し、使えば使うほどその企業や担当者の「おもてなしの癖」や「顧客の反応」を理解する継続的最適化機能の実装が予定されています。これにより、AIは単なる「案出しツール」を超え、改善への道筋を先回りして示す「専門コンシェルジュ」のような存在へと進化していくことでしょう。

シナジーマーケティングは、中川政七商店と共に、デジタル時代の「おもてなし」を追求し続け、AIの力を借りることで誰もがマーケティングの「手応え」を日常的に実感できる世界の実現を目指します。

マーケティングSaaS「Synergy!」について

「Synergy!」は、2005年からサービスを開始し、約5,600社(2026年3月時点)の企業に導入実績を持つ国産のクラウド型CRMを中核としたマーケティングSaaSです。顧客情報を一元管理するデータベースを基盤に、Webフォーム機能や多様な条件設定が可能なメール配信機能などを搭載しています。インフラ基盤はアマゾンウェブサービス(AWS)に移行済みで、高いセキュリティと拡張性を確保しているのが特徴です。

システム提供にとどまらず、お客様の課題に寄り添いながら伴走する人的なサポート体制も強みです。2025年にサービス開始20周年を迎えた「Synergy!」は、CRM機能だけでなく、マーケターが抱えるさまざまな課題解決を支援する「マーケティングSaaS」として進化を続けています。

株式会社中川政七商店について

1716年(享保元年)に創業し、300余年を迎える奈良の老舗です。「日本の工芸を元気にする!」をビジョンに掲げ、工芸業界初のSPA(製造小売り)業態を確立し、全国に約60の直営店を展開しています。合同展示会や業界特化型の経営コンサルティング、教育事業など多岐にわたり事業を拡大。2021年4月には、まちづくりの拠点である複合商業施設「鹿猿狐ビルヂング」を創業地に開業するなど、奈良という地からビジョン実現に向け取り組んでいます。

シナジーマーケティング株式会社について

シナジーマーケティング株式会社は、「人と企業が、惹かれ合う世の中へ。」を企業理念に掲げ、生活者と企業のより良い関係づくりのために、一歩先のデジタルマーケティング体験を提案するパートナーです。クラウドシステムの提供、コンサルティング、運用支援、人材育成サービスなどを通して、企業の継続的な成長を支援しています。デジタルマーケティングを「広義の課題解決」と捉え、顧客理解や戦略設計といった上流領域から、社内体制の構築や人材育成に至るまで、組織が抱える本質的な課題に包括的にアプローチしています。20年以上にわたりCRM市場をリードしてきた知見を活かし、お客様の現状に寄り添いながら最適な次の一手を提案し、「成果につながるマーケティング」の実現を後押ししています。