AIアバターが「働く存在」として活躍する未来

近年、生成AIやAIエージェントが社会の中で「働く存在」として注目を集めていますが、テキストだけのやり取りでは、AIがどんな役割を担っているのか、直感的に伝わりにくいという課題がありました。

そこで登場するのがAIアバターです。AIアバターは、AIに「姿」を与え、可視化することで、利用者が対話相手をより自然に認識できるようにするインターフェースです。これにより、AIに対する信頼感や親しみやすさが向上し、顧客体験の質を高めることが期待されています。

JTPは、AIが単に人の代わりを務めるだけでなく、人と自然に共存し、社会や業務を支える存在となる未来を描いています。AIアバターは、その未来において、人とAIをつなぐ「対話の顔」として、非常に重要な役割を果たすことになるでしょう。

Microsoft Foundryを基盤に、手軽でスピーディーなAIアバター生成

今回追加されたAIアバター機能は、AIアプリケーションやエージェントの構築・運用・管理を統合的に支援するプラットフォーム「Microsoft Foundry」を基盤として採用しています。これにより、特別な機材や収録環境を用意することなく、アバターのモデルとなる人物の同意を得た動画や音声データを学習データとして活用することで、従来よりも手軽かつスピーディーにAIアバターを生成することが可能になりました。

モデル本人の顔や声の特徴を細やかに再現し、自然な表情、音声、話し方を実現するため、まるで本人が直接対応しているかのような、臨場感あふれるコミュニケーションを提供します。

AIアバターがもたらす新しいコミュニケーションの形

AIアバターは、表情、音声、動作に加え、話し方や振る舞いに表れる「個性」を兼ね備えた対話インターフェースです。これにより、これまでのテキストベースの対話とは一線を画し、より自然で直感的なAIとのコミュニケーションが可能になります。利用者に親しみやすさや安心感をもたらしやすく、情報提供、問い合わせ対応、接客、教育、ブランドコミュニケーションなど、多岐にわたる領域での活用が見込まれています。

企業やサービスの「顔」としてAIアバターを活用することで、ブランドの世界観やメッセージを一貫して伝えることができ、利用者との継続的な関係構築にもつながります。さらに、24時間365日の対応や多言語対応、応対品質の標準化といった特長は、業務効率化と顧客体験の向上を両立させる強力なソリューションとして機能します。

活用ポイント

「AIアバター」は、「Third AI 生成AIソリューション」の機能として、以下のようなポイントで活用できます。

  • 複数のAIアバターの使い分け
    複数の人物から取得した動画・音声データをもとに、それぞれのAIアバター設定を保持できるため、利用シーンに応じた使い分けが可能です。

  • 会話/テキスト読み上げのモード切り替え
    AIアバターとリアルタイムに対話できる「会話モード」と、事前に設定したテキストをAIアバターが読み上げる「テキスト読み上げモード」を、用途に応じて使い分けることが可能です。

  • AIモデル・システムプロンプト・入力言語の設定
    使用するAIモデル、システムプロンプトによる対話内容、入力言語を、用途やシチュエーションに合わせて柔軟に設定できます。

  • 背景のカスタマイズ
    AIアバターの背景を自由に設定でき、デジタルサイネージなど活用シーンに合わせた演出や設定に対応可能です。

オフィス受付でのAIアバター活用例

AIアバター設定画面

今後の展望

JTPはこれまで「Third AI生成AIソリューション」を通じて、お客様の業務現場での使いやすさと、企業利用に求められる統制・セキュリティの両立を重視した生成AI環境を提供してきました。今後は、AIアバター機能の展開により、AIを単なる業務支援ツールではなく、人と自然に関わり価値を提供する存在へと進化させることを目指しています。

技術トレンドやお客様のニーズを踏まえながら、生成AIの活用の選択肢を広げ、より多様な接点においてコミュニケーションを支援していくとのことです。

日本マイクロソフト株式会社からの期待の声

日本マイクロソフト株式会社の業務執行役員 パートナー事業本部 エンタープライズパートナー統括本部長である岡 寛美様は、JTPが「Third AI 生成AIソリューション」にAIアバター機能を追加したことについて、次のようにコメントしています。

「本ソリューションがマイクロソフトの『Microsoft Foundry』を基盤として採用されていることを大変嬉しく思います。企業が安心・安全に生成AIを活用できる環境を支えるJTP様が、今回AIに“顔”と“声”を与えるアバター機能を加えたことで、人とAIの対話はより自然で親しみやすいものになります。接客・教育・ブランドコミュニケーションなど幅広い場面での活用が期待でき、日本企業のAI活用をさらに一歩前進させる取り組みだと確信しています。マイクロソフトはJTP様との連携をさらに深め、日本のAI変革を推進してまいります。」

Third AIについて

Third AIは、チャットボットや画像検索といったAIソリューションを提供するAIインテグレーションサービスです。2023年6月に「Third AI 生成AIソリューション」の提供を開始して以来、140社以上の企業や組織で生成AIの安全な利用をサポートしてきました。

本サービスは、生成AIアプリケーションをお客様のクラウド環境にシングルテナントでインストールすることで、高いセキュリティを確保しています。さらに、SaaS型の定期アップデートにより、機能やセキュリティを継続的に強化しています。あらかじめ連携した組織内データをもとに、ユーザーの検索意図に沿った回答を生成する機能や、組織内での利用を促進する各種拡張機能も提供しています。

また、ユーザーが「インターネット検索」や「データ分析」といった機能を選択して独自のAIアプリを作成できる機能や、複数のRAGシステムをAIが自動判別して回答を生成するAIエージェントの機能も備わっています。これらはすべて直感的なWeb UI(ユーザーインターフェース)で操作できるため、誰でも簡単に利用できます。

最近需要が高まっている業務特化型AIエージェントの導入支援にも力を入れており、お客様の業務プロセス調査からニーズに合わせたAIエージェントの開発、そして業務への導入までをワンストップでサポートしています。

サービスの詳細や導入事例は、以下のページで確認できます。

Third AI 生成AIソリューション

JTP株式会社について

JTP株式会社は、1987年に設立された企業です。日本に進出する海外のITベンダーやライフサイエンスメーカー向けに、テクニカルサポートやトレーニングなどの技術サービスを提供しています。「Connect to the Future」をミッションに掲げ、幅広い企業のニーズに応えるため、ITシステム設計・構築・運用・保守サービス、サイバーセキュリティサービス、人財育成コンサルティングサービス、そして人工知能の導入によりビジネスにおける顧客接点を最適化するソリューション「Third AI」を提供しています。