さくらインターネット、広告戦略に新たな風
デジタルインフラサービスを提供するさくらインターネットが、株式会社ガラパゴスの「AIR Design」を導入し、その広告運用戦略が大きく進化しました。P-MAX(Google広告)のクリエイティブ制作を強化した結果、なんとCPA(顧客獲得単価)を維持したまま広告予算を1.5倍に拡大。レンタルサーバー事業の売上成長に大きく貢献したという、驚きの成果が発表されました。
一体、どのような課題を抱え、どのようにしてこの成果を達成したのでしょうか?その詳細に迫ります。

さくらインターネットが抱えていた3つの課題
さくらインターネットは、デジタルインフラサービスにおける広告運用で、主に以下の3つの課題に直面していました。
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単一LPによるターゲット別訴求の不足
多様な顧客ニーズが存在するにもかかわらず、これまでは汎用的なLP(ランディングページ)を中心に展開していました。そのため、それぞれのターゲット層に最適化されたメッセージを届けきれていないという課題がありました。顧客の心に響く、パーソナライズされた訴求へと発展させる余地が大いにあったのです。 -
LP改善におけるPDCAサイクル加速の必要性
単発のLP制作では、継続的な改善を行うための予算やリソースの確保が難しい場面も少なくありませんでした。広告効果を最大化するためには、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルをより迅速かつ円滑に回せる仕組みづくりが求められていました。 -
クリエイティブ制作体制の強化
P-MAX(Google広告の新しいキャンペーンタイプ)を導入するにあたり、多様なクリエイティブ(動画、画像、テキストなど)を大量に制作する必要がありました。しかし、社内体制だけではこの要求に十分に対応しきれない部分があり、外部の専門的なサポートによる制作体制の強化が喫緊の課題として挙げられていました。
これらの課題を解決し、継続的なPDCAサイクルの構築と、P-MAXに対応するクリエイティブ制作体制の確立を目指して、「AIR Design」の導入が決定されました。
「AIR Design」による支援と驚きの効果
「AIR Design」は、さくらインターネットの課題に対し、以下のような具体的な施策を実施しました。
実施された主な施策
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多様なターゲットニーズ別の動画広告とLPを展開
顧客の多様なニーズを細かく分析し、それぞれのターゲット層に響く動画広告とLPを複数制作・展開しました。これにより、一律のメッセージではなく、ユーザー一人ひとりに最適化された情報を提供できるようになりました。 -
継続的な改善を前提としたサブスクリプション型のサービス体制で、LP改善のPDCAサイクルを構築
単発の制作ではなく、継続的な改善を前提としたサブスクリプション型のサービスモデルを活用。これにより、LPのパフォーマンスデータを常に分析し、改善策を迅速に実行できるPDCAサイクルが確立されました。広告効果の最大化に向けた地道な改善が、持続的に行えるようになったのです。 -
「さくらのクラウド」が「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に条件付きで認定されたことを機に、コーポレート訴求のブランディング動画を作成
2025年度末までに技術要件をすべて満たすことを前提とした条件付き認定ではありますが、「さくらのクラウド」が政府機関向けのクラウドサービスとして認定されたことは、さくらインターネットにとって大きな節目です。この機会を捉え、「AIR Design」は、企業の信頼性や先進性をアピールするコーポレートブランディング動画を制作。これにより、企業イメージの向上と新たな顧客層へのアプローチを強化しました。
実施成果
これらの施策の結果、さくらインターネットは目覚ましい成果を上げることができました。
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ニーズ別の動画広告・LPによりP-MAXの配信面が最適化され、ユーザーリーチが大幅に拡大しました。
細分化されたクリエイティブが、P-MAXのAIによって最適な配信面に届けられるようになり、これまでアプローチしきれていなかった潜在顧客へのリーチが大きく広がりました。 -
CPAを維持したまま広告予算を1.5倍に拡大することが可能になり、P-MAXからの売上が大幅に成長しました。
顧客獲得単価を上げることなく広告費を増やすことができたのは、クリエイティブの最適化とPDCAサイクルの効果が明確に現れた証拠です。これにより、P-MAX経由での売上が飛躍的に伸び、事業全体の成長を力強く後押ししました。 -
「柔軟で温かみのある」というブランドイメージを深く理解した制作品質は、さくらインターネットの社内でも高く評価されました。
単なる広告制作にとどまらず、さくらインターネットが大切にするブランドイメージを深く理解し、それを表現したクリエイティブは、社内からも高い評価を受けました。これは、単なる数字の改善だけでなく、企業文化やブランド価値の向上にも貢献したと言えるでしょう。
「AIR Design」とは?

「AIR Design」は、AIとデータを活用してWeb広告のクリエイティブ制作・改善を行うサービスです。プランナーやデザイナーなど、5名のプロフェッショナルチームがクライアント企業に寄り添い、単なるデザイン制作ではなく、売上や利益に直結する本質的な改善を実現します。
AIによるデータ収集・分析で高精度な戦略を設計し、10,000回以上ものABテスト実績に基づいて、高い勝率が期待できるクリエイティブを制作します。また、独自開発のデータ活用ツール「AIR Connect」では、CV数(コンバージョン数)だけでなく、実際の売上への貢献度を基準とした効果測定を実施。これにより、真に成果につながる改善を追求しています。
「AIR Design」についてもっと知りたい方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
AIR Designについて
株式会社ガラパゴスについて
株式会社ガラパゴスは、2009年に設立されたテクノロジー企業です。「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」をミッションに掲げ、「デジタルモノづくり産業革命」の実現を目指しています。業務特化型AI開発・活用支援サービス「Galapagos AI」や、今回ご紹介した広告クリエイティブ制作・改善サービス「AIR Design」、そしてスマートフォンアプリ開発サービスなど、多岐にわたる事業を展開しています。
会社概要
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会社名:株式会社ガラパゴス
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所在地:東京都千代田区神田神保町2-14 SP神保町ビル8F
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代表者:代表取締役 中平健太
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設立 :2009年3月
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資本金:5,000万円
関連リンク
今回のさくらインターネットの成功事例は、「AIR Design」が持つAIとプロの知見が融合したサービスの真価を示すものと言えるでしょう。デジタル広告の運用に課題を感じている企業にとって、非常に参考になる事例ではないでしょうか。