小売DXの全体像とメーカー営業に求められる変化
このセミナーでは、消費流通業界全体のデジタル化推進を支援し、データを活用したメーカー営業チームの育成にも携わってきた今村修一郎氏が講師を務めます。今村氏は、一般社団法人リテールAI研究会のテクノロジーアドバイザーであり、P&Gジャパンでビッグデータ分析や機械学習開発に携わった経験を持つ、まさにこの分野のエキスパートです。日本最年少でマイクロソフト認定システムエンジニアの資格を取得したという経歴もすごいですよね。
セミナーではまず、国内外の最新の小売動向や、世界最大の小売業界イベントであるNRF2026(全米小売業連盟年次大会)のトレンドを踏まえながら、小売DX(AI・データ・リテールメディア)の全体像が分かりやすく整理されます。小売業界がなぜ今、DXに力を入れているのか、その導入背景からじっくりと解説してくれるので、きっと腑に落ちるはずです。
そして、メーカー営業に求められる役割の変化についても深掘りします。これまでのメーカー営業は、自社製品の情報を伝えることが主な役割だったかもしれません。しかし、小売DXが進む現代では、単に製品を提案するだけでなく、小売業が抱える課題を理解し、データに基づいた具体的な解決策を提示する「提案価値の強化」や、小売業と手を取り合って新しい価値を生み出す「小売との協業視点」が不可欠になってきています。セミナーでは、リテールAIやリテールメディア活用の成功事例と失敗事例も紹介されるので、現場で役立つリアルな学びが得られることでしょう。特に「現場連携」や「ID-POS活用」の重要性は、多くのメーカー営業が直面する課題解決の鍵となるはずです。
国内外の最新・先進動向から読み解く未来の小売トレンド
セミナーのハイライトの一つは、NRF2026から読み解く未来の小売トレンドと最新動向でしょう。AI活用とリテールメディアが、どのように提案価値を変えていくのか、具体的な事例を交えながら解説されます。
リテールAI編:データが変える商談の質
国内の動向では、ID-POSデータとAIを組み合わせた活用が本格化していることが語られます。例えば、需要予測による発注の最適化、AIを活用した棚割りの提案、そして販促活動の最適化などが挙げられます。さらに、最近話題の生成AIが、POP作成や文章作成、分析の自動化など、小売業の現場でどのように組み込まれているのか、その変化も紹介されます。AI活用が前提となることで、小売業の商談ニーズも大きく変化しています。バイヤーが何を期待し、どのような成果基準でメーカー提案を評価するのか、そのポイントが明らかにされるので、これからの商談にきっと役立つはずです。
海外の動向では、提案価値創造のプロセスが紹介されます。ターゲティングから最適化、そしてPDCAの高速化といった一連の流れが、どのようにAIによって進化しているのかを学ぶことができるでしょう。
リテールメディア編:成果を最大化する広告戦略
国内の動向では、AIと連動するリテールメディア活用の高度化が注目されています。AIがターゲティング精度を向上させ、広告の効果を正確に測定する「クローズドループ測定」がもたらす変化は、メーカーの販促戦略に大きな影響を与えることでしょう。また、成果基準も「露出」から「売上貢献」や「仮説検証」へとシフトしています。メーカー営業が「言われるがまま」の販促から脱却し、小売のメディア戦略や評価基準を深く理解することで、より効果的な提案ができるようになるための視点が提供されます。
海外の動向では、小売業が主導する販促で進化する売上創出モデルが紹介されます。従来の販促視点から、小売業が強化している価値提供へのシフトがどのように行われているのか、その具体的な取り組みを知ることで、自社の戦略を考えるヒントになるはずです。
小売業の課題を解決するリテールAI・メディア活用テーマ
セミナーでは、小売業が直面している具体的な課題に焦点を当て、それらをリテールAIやリテールメディアでどのように解決できるか、具体的な提案テーマが提示されます。小売業の価値判断基準から逆算して、メーカー営業がどのような切り口で提案すべきかを学ぶことができます。
小売業が抱える主な課題としては、以下の3つが挙げられます。
- 欠品/在庫精度:売上の機会損失や過剰在庫によるコスト増は、小売業にとって大きな悩みです。
- 販促効果・費用対効果:実施した販促が本当に効果があったのか、費用に見合うリターンがあったのか、常に検証が求められます。
- 売場改善におけるPDCAのスピード:売場の状況は日々変化するため、迅速な改善サイクルが求められます。
これらの課題に対して、リテールAIとリテールメディアがどのような解決策を提供できるのでしょうか。
リテールAIによる提案テーマ
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需要予測 × 発注支援:AIによる高精度な需要予測は、欠品や過剰在庫の解消に直結します。これにより、売上機会の最大化と在庫コストの削減が期待できます。
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動画解析 × 棚前行動理解:AIによる動画解析で、顧客が棚前でどのように行動しているかを可視化できます。これにより、より効果的な売場改善の仮説立案が可能になります。
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生成AI × 販促コンテンツ設計:生成AIを活用することで、ターゲット顧客に響く販促コンテンツを効率的に作成できます。パーソナライズされたメッセージで、顧客の購買意欲を高めることができるでしょう。
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ID-POS × セグメント設計:ID-POSデータから顧客を詳細にセグメント化し、最も効果的な訴求ターゲットを最適化します。これにより、マーケティングROIの向上が期待できます。
リテールメディアによる提案テーマ
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ID-POS × 配信制御AI:ID-POSデータとAIを組み合わせた広告配信制御により、広告のROI(投資収益率)を最大化します。適切なタイミングで適切な顧客にメッセージを届けることが可能になります。
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購買履歴 × 広告効果可視化:顧客の購買履歴と広告効果を紐づけて可視化することで、再現性のある販促提案を実現します。何が効果的だったのかをデータで示すことができます。
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売場 × デジタル広告連携:店頭のサイネージ、アプリ、ウェブサイトなど、様々なチャネルを連携させることで、顧客に対して一貫した購買訴求を行います。これにより、シームレスな購買体験を提供し、売上向上に貢献します。
セミナー概要と参加方法
この貴重なオンラインセミナーは、2026年4月22日(水)の13:00から16:00まで開催されます。受講料はお一人様27,500円(税込)です。これからのメーカー営業に不可欠な知識と視点が得られるチャンスなので、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。
詳細はこちらから確認できますよ。
https://www.marken.co.jp/seminar/006583ai_3.php
株式会社マーケティング研究協会は、1960年の設立以来、マーケティング志向の人財・組織育成や、お客様に選ばれ続けるための仕組みづくりを支援している会社です。公開セミナーや企業内研修、コンサルティングなど、様々な方法で多岐にわたる領域をサポートしています。

このセミナーは、企業内研修としても実施可能とのことなので、もし社内全体で学びを深めたい場合は、気軽に問い合わせてみるのも良いでしょう。公開セミナーのスケジュールは以下のリンクから確認できます。
まとめ
小売DXの波は、メーカー営業のあり方を根本から変えつつあります。今回のセミナーは、「AI」「データ活用」「リテールメディア」といったキーワードを、単なる流行り言葉としてではなく、具体的な営業戦略として落とし込むための絶好の機会です。講師の今村修一郎氏の豊富な経験と知見から、小売業の真の課題を理解し、それに対する最適な提案を導き出すための「新しい営業活動の軸」を持ち帰ることができるでしょう。ぜひこの機会を活かして、未来の小売業界で活躍できるメーカー営業を目指しましょう!
株式会社マーケティング研究協会についてもっと知りたい方は、以下の公式ウェブサイトもチェックしてみてくださいね。
https://www.marken.co.jp/