世界が注目するクラウドネイティブの祭典に日本から登壇!
2026年3月23日(月)から26日(木)にかけて、オランダ・アムステルダムのRAI Amsterdamで「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」が開催されます。この世界最大級のイベントに、株式会社スリーシェイクのエンジニアがライトニングトーク(LT)枠で選出され、日本発の重要なプロジェクトを紹介することになりました。

KubeCon + CloudNativeConとは?
このカンファレンスは、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)が主催する、オープンソースおよびクラウドネイティブコミュニティにとって最も重要なイベントの一つです。KubernetesをはじめとするCNCFの様々なプロジェクトのリーダーや開発者が集結し、クラウドネイティブ・コンピューティングの未来について議論し、学び、協力し合う場となっています。
今日の経済的・社会的課題に対応するため、多くの組織がアプリケーションのモダナイゼーションを迫られています。KubeCon + CloudNativeConは、新しいオープンソースソフトウェア(OSS)技術やソリューションに焦点を当て、KubernetesやDevOpsに関する最新情報や洞察を交換するための、非常に重要なフォーラムを提供しています。
「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」の詳細はこちらで確認できます。
https://events.linuxfoundation.org/kubecon-cloudnativecon-europe/
スリーシェイクエンジニアが「youki」の魅力を語る
今回登壇するのは、2022年に株式会社スリーシェイクに入社し、SREおよびプラットフォームエンジニアとして活躍されている@saku3氏です。

@saku3氏は、Kubernetesを中心とした基盤運用と信頼性向上に取り組む傍ら、低レイヤ領域やCloud Native技術にも深い関心を持っています。特に、CNCF SandboxプロジェクトであるOCIコンテナランタイム「youki」のメンテナーとしても活動されており、その専門知識と情熱が今回の登壇に繋がりました。
登壇は2026年3月23日(月)16:41から16:46 CET(中央ヨーロッパ時間)に予定されており、「Project Lightning Talk: youki: What’s New and What’s Next」と題して行われます。
登壇セッションの詳細は以下のリンクから確認できます。
https://kccnceu2026.sched.com/event/2HGVh/project-lightning-talk-youki-whats-new-and-whats-next-yusuke-sakurai-reviewer?iframe=no&w=100%25&sidebar=yes&bg=no
日本発のCNCFプロジェクト「youki」とは?
「youki」は、プログラミング言語Rustで開発されたOCI(Open Container Initiative)ランタイムです。CNCFプロジェクトの中で唯一の低レイヤーコンテナランタイムとして、非常にユニークな存在感を放っています。
一般的に、OCIランタイムはKubernetesやcontainerdといった上位コンポーネントから呼び出され、OCI標準仕様に基づいてLinux上で隔離されたプロセスの起動・管理を担います。この分野では「runc」や「crun」といったランタイムが広く知られていますが、「youki」もまた、活発なコントリビューションを通じて急速な進化を続けているプロジェクトです。
今回のセッションでは、「youki」のアーキテクチャ概要が紹介されるとともに、バージョン1.0.0のリリースに向けた現在の取り組みが共有されます。開発チームがどのような目標を掲げ、どのような課題に取り組んでいるのか、その最前線を知る貴重な機会となるでしょう。
さらに、実環境での採用や運用を見据えた実践的な観点も詳しく解説されます。具体的には、既存の主要ランタイムであるruncとの互換性確保の戦略、セキュリティ機能の強化、そしてパフォーマンスの向上といった点が挙げられます。これらの取り組みは、「youki」がより多くのシステムで安心して利用されるための重要なステップとなります。
先進的な試みとコミュニティへの貢献
「youki」は、単なる既存ランタイムの代替に留まらず、先進的な技術統合にも挑戦しています。セッションでは、libkrunとの統合による「VMベースのコンテナ隔離」の実現といった、革新的な試みについても紹介される予定です。これは、コンテナ環境におけるセキュリティと分離性をさらに高める可能性を秘めており、クラウドネイティブ技術の新たな地平を切り開くかもしれません。
最後に、現在の開発状況と直面している課題、そしてユーザーやコントリビューターがプロジェクトに参画しやすくなるためのコミュニティの取り組みについても語られます。「youki」はオープンソースプロジェクトであり、その成長にはコミュニティの協力が不可欠です。どのようにして貢献者を増やし、プロジェクトをさらに発展させていくか、そのビジョンが共有されることでしょう。
スリーシェイクの技術力とクラウドネイティブへの貢献
株式会社スリーシェイクは、今回の登壇に見られるように、ITインフラ領域の技術力に強みを持つテクノロジーカンパニーです。同社は、DX時代における技術戦略設計からセキュアなアプリケーション開発、データ活用までを一貫して提供可能な体制を構築しています。
SREコンサルティング事業「Sreake(スリーク)」
スリーシェイクの主力事業の一つに、SRE(Site Reliability Engineering)の導入・実践に向けた日本初の伴走型コンサルティングサービス「Sreake(スリーク)」があります。

金融、製造、小売、AI、メディアといった高度な技術力が求められる分野で、Googleが提唱するSREの考え方に基づき、クラウドネイティブな技術導入、開発・運用プロセスの支援を行っています。Google Cloud、AWS、Kubernetes、Observability、DBRE、MLOpsなどの最新技術の知見を集約し、技術だけでなく組織文化も含めた「インフラ」を整備することで、企業のSRE内製化をゴールとして支援しています。
Sreakeのサービスサイトはこちらです。
https://sreake.com/
その他の主要事業
スリーシェイクはSRE領域で培ったノウハウをベースに、多角的な事業を展開しています。
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クラウド型データ連携ツール「Reckoner(レコナー)」
2020年4月に提供開始されたReckonerは、ビジネス分析やマーケティングにおけるビッグデータ活用を簡易に実現可能にするツールです。
Reckonerのサービスサイトはこちらです。
https://reckoner.io/ -
フリーランスエンジニア特化型人材紹介サービス「Relance(リランス)」
Relanceは、IT業界における人材ニーズに応えるサービスとして、フリーランスエンジニアと企業を繋ぎます。
Relanceのサービスサイトはこちらです。
https://relance.jp/ -
セキュリティサービス「Securify(セキュリファイ)」
Securifyは、現代のデジタル環境におけるセキュリティ課題に対応するためのサービスを提供しています。
Securifyのサービスサイトはこちらです。
https://www.securify.jp/
これらの事業を通じて、スリーシェイクは企業のDX推進に貢献し、技術革新を支えています。
株式会社スリーシェイクの会社HPはこちらです。
https://3-shake.com/
まとめ
「KubeCon + CloudNativeCon Europe 2026」でのスリーシェイクエンジニアの登壇は、日本がクラウドネイティブ技術の進化に貢献していることを世界に示す素晴らしい機会です。Rustで開発された「youki」が、コンテナ技術の未来をどのように形作っていくのか、その動向に注目が集まります。スリーシェイクの技術力とオープンソースへの貢献が、これからのITインフラをより強固で革新的なものにしていくことでしょう。